芸術と博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:28 UTC 版)
「エバンズビル (インディアナ州)」の記事における「芸術と博物館」の解説
エバンズビル・フィルハーモニック・オーケストラ(Evansville Philharmonic Orchestra)は、3州にまたがるエバンズビル都市圏で最大の芸術団である。1934年に結成されたこのオーケストラは約80人の楽団員を抱え、定例演奏会をはじめ、市内および近隣の各種教育機関などでもコンサートを行なっている。 エバンズビル芸術・歴史・科学博物館(Evansville Museum of Arts, History and Science)は、インディアナ州南部の総合的な文化の中心となっている。館内のコック・プラネタリウム(Koch Planetarium)はインディアナ州最古のプラネタリウムである。敷地内には19世紀から20世紀前半のインディアナ州南部の交通に関する展示物を集めたエバンズビル交通博物館(The Evansville Museum Transportation Center)も立地している。 エンジェル・マウンズ州定史跡(Angel Mounds State Historic Site)は、12世紀から15世紀にかけてのネイティブ・アメリカンの住居跡である。インディアナ州内に16ヶ所ある州立博物館・州指定史跡のひとつであるこの史跡は、全米で最も保存状態の良いネイティブ・アメリカン住居跡のひとつでもあり、1100年から1450年にこの地域に住んでいた中期ミシシッピアン族の文化を知ることのできる場所となっている。何千人もの人々が編み枝や漆喰で作られた防護柵で守られた村に住んでいた。エンジェル・マウンズは首長の村であるため、大規模コミュニティの中の中心地であった。 ライツ邸博物館(Reitz Home Museum)は、エバンズビル市内で唯一、ビクトリア様式の家屋を博物館にしたものである。同博物館は全米屈指のフランス第二帝政時代の建築物として知られている。1973年、この建物はアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定された。 第二次世界大戦中、エバンズビルでは167隻の戦車揚陸艦(他の船35隻)を造船した、内陸最大のLST造船地であった。2005年10月、LST-325)がエバンズビルの河港につけられ、博物館(USS LST Ship Memorial )として転用され、エヴァンズヴィルがいかに戦争に関わったかを知ることができる。このLST-325は航行可能な最後の戦車揚陸艦である。 2006年9月、Children's Museum of Evansville が開館した。この博物館は2年間の構想の後、ダウンタウンの旧中央図書館に設置された。アール・デコのこの建物はアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定された。3階建てで、展示やギャラリーなどがある。
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