芸術とイベント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 14:57 UTC 版)
「グランドラピッズ (ミシガン州)」の記事における「芸術とイベント」の解説
1969年にアレクサンダー・カルダーがバンデンバーグ・プラザ(Vandenburg Plaza)に「ラ・グランデ・ビテス」(La Grande Vitesse)というスタビル(抽象彫刻)を制作してから、グランドラピッズのダウンタウンでは毎年芸術祭が開かれている。6月最初の週末、バンデンバーグ・プラザ周辺の道路は通行止めとなり、フリーコンサートや芸術実演・販売など、芸術に関連したイベントが執り行われる。このほかバンデンバーグ・プラザでは、夏季期間中いくつもの民族祭が開かれる。 グランドラピッズの夏はレイバー・デイの週の週末、セレブレーション・オン・ザ・グランドを以って終わる。同イベントでもフリーコンサートが行われるほか、西ミシガン最大の花火大会が行われ、出店も出る。セレブレーション・オン・ザ・グランドの運営は全てボランティアによってまかなわれている。運営資金は企業からの後援や個人の寄付によって集められている。またボランティアスタッフの販売による収益も運営資金にあてられる。 1973年、グランドラピッズのメイン・ストリート・アメリカではSculpture off the Pedestal(歩道の外の彫刻)と題したイベントが開かれた。世界的に有名な13人の芸術家を集めて行われたこのイベントは、その名の通り道のわきに彫刻を制作・展示したものである。同イベントは国の芸術支援協会による資金面での支援や州の芸術局による教育面での支援を取り付けると共に、個人レベル、企業レベル、業界レベルでの協力も得た。各種イベントの収益も運営資金にあてられた。ボランティアによる運営や地元住民による芸術家への宿の提供などは、このイベントが地域に密着して行われたことをうかがわせるものであった。
※この「芸術とイベント」の解説は、「グランドラピッズ (ミシガン州)」の解説の一部です。
「芸術とイベント」を含む「グランドラピッズ (ミシガン州)」の記事については、「グランドラピッズ (ミシガン州)」の概要を参照ください。
- 芸術とイベントのページへのリンク