脳波研究の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:55 UTC 版)
1875年 イギリスの科学者リチャード・カートン (en:Richard Caton) が動物の生体脳に電気現象がみられることを報告。 1929年 ドイツの精神科医ハンス・ベルガーによるヒトでの初めての報告。 1935年 エドガー・エイドリアンがより正確な報告を行い、アルファ波を「ベルガーリズム」と命名。 1936年 日本の東北帝国大学助教授松平正壽が脳波増幅器を試作。その後、1943年までに北海道帝国大学や東京帝国大学で製作された。 1942年 名古屋帝国大学教授の勝沼精蔵が「脳波」という呼び方を提案。 1947年 「脳波研究委員会」(委員長・本川弘一東北大学教授)が発足。 1951年 三栄測器が日本国産初の脳波計を商品化。日本大学文理学部に納入され、ペットネームは「木製号」と命名。同大学の山岡淳(後に日本大学名誉教授)により心理学の研究に使用された(山岡淳の寄贈により現在は印旛医科器械歴史資料館所蔵)。 1958年 JIS規格「脳波計」(JIS T1203)発効。 1992年 アメリカ合衆国とドイツで脳波モニターの開発。 最近の流れ 多チャンネル化 コンピュータの進歩により双極子追跡法など様々な解析が可能に。
※この「脳波研究の歴史」の解説は、「脳波」の解説の一部です。
「脳波研究の歴史」を含む「脳波」の記事については、「脳波」の概要を参照ください。
- 脳波研究の歴史のページへのリンク