胸さわぎの放課後とは? わかりやすく解説

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胸さわぎの放課後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/26 04:04 UTC 版)

胸さわぎの放課後』(むなさわぎのほうかご)は、1981年から1983年まで『週刊少年マガジン』に連載された村生ミオの漫画作品。映画化、テレビドラマ化もなされた。

概要

映画

胸さわぎの放課後
監督 石山昭信
脚本 古田求
製作 三浦波夫
出演者 ひかる一平
坂上とし恵
音楽 伊藤銀次
主題歌 ひかる一平「胸さわぎの放課後」
撮影 西浦清
編集 長田千鶴子
配給 東映
公開 1982年4月17日
上映時間 90分
製作国 日本
言語 日本語
配給収入 3.3億円[1]
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1982年4月17日公開。配給は東映[2][3]。公開当時、ジャニーズ事務所に所属したひかる一平主演の学園ドラマ[4][5]。併映は真田広之主演の『龍の忍者』。

キャスト

スタッフ

主題歌

製作

製作が公表された1981年夏は[5]、1982年の東映正月映画に決定と報じられたが[5]、正月枠は『セーラー服と機関銃』『燃える勇者』の二本立てに変更になった。他にも松田聖子沖田浩之のそれぞれの主演映画二枚立てとする報道もあったが[6]、本作は1982年の春休み東映まんがまつり後の公開となった。

主演のひかる一平は公開当時、人気が急上昇中[5]。相手となる沢田知佳役はオーディション坂上とし恵が選ばれた[2][3]。坂上はまだ歌手デビュー前で、『レッツゴーヤング』(NHK)のサンデーズのレギュラーではあったが、ほぼ無名だった[3]

二人とも実際に高校在学中で、"二人がいつも胸騒ぎしている状態をエイトビートのリズムに乗せて描く"と告知された[5]

監督の石山昭信は、北海道旭川東高校卒業後、地元の国策パルプ工業に勤務し、その後東京誠文堂新光社の編集部に在籍[4]。10年会社勤めをした後、映画が好きでシナリオ研究所に通い、藤田敏八の勧めでフリーの助監督として映画界入りした異色の経歴[4]。藤田監督の『野良猫ロック ワイルド・ジャンボ』『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』『赤ちょうちん』や、黒木和雄監督の『祭りの準備』、山田典吾監督の『はだしのゲン』などに助監として就き[3][4]長谷川和彦監督の『青春の殺人者』ではチーフの助監督を務め[3][4]、本作が映画デビュー作[4]

古田求による脚本も軽妙なヤング用語を全編に散りばめ、作品の面白さを醸し出す[3]。音楽は当時は沢田研二編曲者として知られた[3]伊藤銀次が担当し、ひかる一平の主題歌「胸さわぎの放課後」(フォーライフレコード)の作詞松本隆作曲原田真二が担当しており[3]、ポップス映画とも呼べそうなフィーリングを持つ映画となっている[2][3]

備考

容易には視聴ができない映画の一本とされる[7]

テレビドラマ

胸さわぎの放課後
ジャンル テレビドラマ
原作 村生ミオ
脚本 長野洋(全話)
演出 高瀬昌弘(*1)、竹内正男(*2)
出演者 少年隊
製作
制作 フジテレビ
放送
放送国・地域 日本
放送期間 1983年10月24日・同年12月19日
放送時間 月曜19:30 - 20:54
放送枠 月曜ドラマランド
放送分 84分
回数 2
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フジテレビの『月曜ドラマランド』において、1983年に2作が放送された。主演は少年隊

キャスト

スタッフ

放送日

  1. 1983年10月24日
  2. 1983年12月19日
フジテレビ系列 月曜ドラマランド
前番組 番組名 次番組
あんみつ姫(2)
小泉今日子版)
(1983年10月17日)
胸さわぎの放課後
(1983年10月24日)
どっきり天馬先生(13)
(1983年10月31日)
のんき君(1)
(1983年12月12日)
胸さわぎの放課後
(1983年12月19日)
長谷川町子の
いじわる看護婦スペシャル
(4)
※19:00 - 20:54
(1983年12月26日)

脚注

  1. ^ 竹入栄二郎「アイドル映画 データ分析」『キネマ旬報1983年昭和58年)8月下旬号、キネマ旬報社、1983年、 41頁。
  2. ^ a b c 胸さわぎの放課後”. 日本映画製作者連盟. 2022年12月26日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 「日本映画シアター ときめきの放課後はきらきら輝く青春そのもの 一平・知佳の初恋スケッチ 胸さわぎの放課後」『ロードショー』1982年6月号、集英社、 212頁。
  4. ^ a b c d e f 『日本映画テレビ監督全集』キネマ旬報社、1988年、28頁。 
  5. ^ a b c d e 「映画ニュース」『シティロード』1981年6月号、エコー企画、 19頁。
  6. ^ 「邦画新作情報」『キネマ旬報』1981年7月下旬号、キネマ旬報社、 184頁。
  7. ^ 峯岸あゆみ (2020年9月27日). “ジャニーズ新体制でも「閲覧不可」…幻のたのきん、少年隊、光GENJI主演映画を追う”. Business Journal. サイゾー. 2022年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月26日閲覧。

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