胴張りとは? わかりやすく解説

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どう‐ばり【胴張り】

読み方:どうばり

角形の器で、側面ふくらんでいるもの。

印刷機加圧調整するために、加圧円筒の裏面に布・紙・ゴムなどを巻くこと。


胴張り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 06:37 UTC 版)

エンタシス」の記事における「胴張り」の解説

東アジアの歴史建築みられるふくらみを、日本では「胴張り」または「徳利」と呼ぶ。の下から1/3の所が最も太くなるタイプエンタシスである。 奈良時代前期法隆寺金堂には見事な胴張りがあるが、時代が下るにつれ、海龍王寺五重小塔では胴張りが少なくなり、唐招提寺金堂ではごくわずかになり、平安時代前期消滅した推測できる鎌倉時代中国から大仏様だいぶつよう)と禅宗様日本伝えられの上下端細くしたエンタシス類似の曲線を持つ流行したが、これは「エンタシス」や「胴張り」とは呼ばず粽形ちまきがた)」と言う韓国では胴張りの用いた仏堂現代に至るまで建築されている。歴史的建造物としては、高麗時代浮石寺無量寿殿(国宝第18号)や江陵客舎門(韓国国宝51号)などがある。ベトナムでも李朝陳朝時代からあったようだが、当地高温多湿木造建築腐りやすいということもあり、15世紀以前木造建造物がほとんど残っていない。それゆえ詳しくわかっていないが、大悲寺後黎朝前期現在の金蓮寺)などの発掘調査によってエンタシスが見つかっている。 『営造法式』では形式がまとめられており、例え中国の世界遺産佛光寺大殿などで使われている、上方1/3がすぼまったタイプが「と言う名前であるが、これも英語の「entasis」に含む場合がある(「の上方がすぼまっているものは全てentasisと言う広義分類による)。日本では法隆寺にある形式ギリシャエンタシスシルクロード通して伝わったとされた時期もあったが、経由地周辺への伝播が見つからず、現在では俗説とされる後述)。 中国では法隆寺あるようタイプの胴張りは残っておらず、早い時期廃れてしまったと見られる。しかし子湾崖墓(後漢時代)や義慈恵石柱南北朝時代)などの遺跡描かれ石刻を見る限りでは、おそらく古代には存在した推測されており、中国から韓国日本へと伝播したと考えられている。 法隆寺東伽藍廻廊奈良県生駒郡斑鳩町唐招提寺金堂奈良県奈良市浮石寺無量寿殿(韓国江陵客舎門(韓国) キムリエン寺(金蓮寺三関門(ベトナム

※この「胴張り」の解説は、「エンタシス」の解説の一部です。
「胴張り」を含む「エンタシス」の記事については、「エンタシス」の概要を参照ください。

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