肉、魚類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/29 15:54 UTC 版)
肉がチェコ料理の中心で、豚肉が肉料理の主流になっている。豚肉に次いでよく食べられるのが牛肉で、鶏肉、アヒルやガチョウなどの家禽類もよく食べられている。特別な日には、シカ、イノシシ、ウズラなどの料理が出される。チェコには様々な種類のソーセージが存在し、短く太いヴェシュティ、歯ごたえのある皮付きウインナーのクロバーザ(Klobása)などが食べられている。チェコの首都プラハはフランクフルター・ソーセージ発祥の地の一つと考えられており、2本1組で供されるため、現地では「一対」を意味する「パールキ(Párek)」と呼ばれている。チェコでは「ハム(šunka)」と呼ばれる製品は豚の腿肉の燻製に限られ、特にプラハ・ハムが知られている チェコの食卓には魚料理もよく並ぶが、魚料理の種類は少ない。コイやマスといった淡水魚が魚料理の中心になっている。ボヘミア南部では13世紀頃に始められたコイの養殖が盛んで、一説には10世紀頃に遡ると言われている。チェコの淡水漁業は16世紀に全盛期を迎え、大領主はコイの養殖を推進し、安定した秩序がコイの流通を助けていた。コイの需要が停滞した16世紀半ばから領主たちはビール醸造に力を入れ始め、1618年の三十年戦争によって流通網は破壊される。コイ料理の中で一般的なものはフライで、スメタナ(サワークリーム)をかけ、茹でたジャガイモかクネドリーキを添えて供される。チェコのクリスマス・イヴにはコイ料理が欠かせないものになっており、イヴの日の夕食にはコイのスープやフライが出される。チェコでは生命力の強いコイは幸運のシンボルとされており、コイをかたどったクリスマスケーキも作られる。チェコ人の間ではコイ料理の味の評判はそれほど良くはないが、クリスマス・イヴならではの縁起物として好まれている。
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