翠峰【スイホウ】(果樹)
登録番号 | 第5075号 | |
登録年月日 | 1996年 6月 13日 | |
農林水産植物の種類 | ぶどう | |
登録品種の名称及びその読み | 翠峰 よみ:スイホウ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松本亮司 能塚一徳 角利昭 白石眞一 平川信之 山根弘康 栗山隆明 鶴丈和 清水博之 井樋昭宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ピオーネ」に「センテニアル」を交配して得られた交雑実生から選抜,育成されたもので,果房は中,果粒が黄緑又は黄白色,長楕円,極大粒で,育成地(福岡県筑紫野市)において9月上旬に成熟する早生種である。 樹の大きさは大,樹勢は強,熟梢の太さは太,熟梢表面の形状は細溝ありである。花穂の形は複穂円筒,花性は両性である。成葉葉身の形は五角形,裂片数は5片,横断面の形は平,葉柄裂刻の一般的な形は開く,上裂刻の一般的な形は重なる,深さは深,成葉の大きさは大,上面の色は暗緑,下面の色は黄緑,葉柄の色は淡紅,中肋に対する長さの比は中である。果房の形は有岐円錐,大きさは中(250g程度),着粒の密度は粗である。果粒の形は長楕円,大きさは極大(13g程度),果皮の色は黄緑又は黄白,厚さは薄,果皮と果肉の分離性はやや難である。果肉の色は不着色,肉質は中間,甘味は中(糖度17度程度),酸味は中,香気は無,果汁の多少は中である。種子の有無は有,数は少,形は中,大きさは大である。開花期は中,成熟期は早,育成地において9月上旬,裂果の多少は少,果梗の強さは中,果梗と果粒の分離は中である。 「ピオーネ」と比較して,成葉が大きいこと,果皮の色が黄緑又は黄白であること等で,「センテニアル」と比較して,熟梢表面の形状が細溝ありであること,果粒が大きいこと等で,「博多ホワイト」と比較して,成葉が大きいこと,果粒が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和50年に福岡県農業総合試験場園芸研究所(筑紫野市)において「ピオーネ」に「センテニアル」を交配し,翌年は種,以後特性の調査を行って,60年に選抜し,63年から「福岡1号」の系統名で系統適応性検定試験を行ってきたもので,平成6年度農林水産省育成農作物新品種となった。 |
- >> 「翠峰」を含む用語の索引
- 翠峰のページへのリンク