維新後・急死とは? わかりやすく解説

維新後・急死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 13:52 UTC 版)

島津久治」の記事における「維新後・急死」の解説

明治2年1869年2月家老辞職し同年8月には私領15750石を藩に返上代わりに家禄1500石を賜る以後国政藩政にはかかわらず以前より関心のあった教育事業参加した明治4年1871年)、所領のあった吉野村(現鹿児島市吉野町)に第12郷校建設された際、建材の提供などを行っている。 明治5年1872年正月急死した享年32島津家に伝わる公式系図などでは急病によるとしているが、西郷隆盛から大久保利通宛てた当時書簡では「ピストル自殺」と明言されている。家老辞職の頃より孤立感から気鬱となっており、父・久光も「気遣っていたが手遅れとなった」とある。幕末勝者側の、それも藩主一門としてはあまりにも哀れな最期であった墓所歴代宮之城家墓所である宗功寺ではなく鹿児島市天神山墓地設けられたが、戦後になって子孫の手により歴代宮之城家墓所移転したあとには前年生まれたばかりの長男長丸未亡人残された。長丸長じて叔父珍彦の娘である治子と結婚明治30年1897年3月男爵となり、華族列した大正5年1916年)、従四位追贈された。

※この「維新後・急死」の解説は、「島津久治」の解説の一部です。
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