経済通貨統合とは? わかりやすく解説

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EMEAP

読み方エミアップ
英文正式名Economic and Monetary Union
日本名(略称):経済通貨統合

Executives Meeting of East Asia-Pacific Central Banks 東アジア・オセアニア中央銀行役員会オーストラリア中国香港インドネシア日本韓国マレーシアニュージーランドフィリピンシンガポールタイ11国・地域中央銀行通貨当局から構成され各国金融政策運営などについて意見交換するための非公式会合、あるいは組織1991年日本銀行の提唱により発足

※この記事は「財務省」ホームページ内の「国際関係略語集」の2008年10月現在の情報を転載しております。

EMU

読み方エミュ
英文正式名Economic and Monetary Union
日本名(略称):経済通貨統合

EU加盟国間での正式通貨ユーロ統合することで達成された。EMU参加のためには4つ経済収斂基準為替レート安定インフレ率金利財政)を満たさなければならない現在の参加国12カ国。

※この記事は「財務省」ホームページ内の「国際関係略語集」の2008年10月現在の情報を転載しております。

経済通貨同盟

(経済通貨統合 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/20 02:10 UTC 版)

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経済通貨同盟(けいざいつうかどうめい)は共通の通貨が導入されている単一市場EMU(=Economic and monetary union)や経済通貨統合とも呼ばれる。1800年代のラテン通貨同盟のような通貨同盟は、単一市場(共同市場)がなかった点で区別される。

経済通貨同盟は経済統合の第5段階目とされ、貿易協定を通じて創設される。

実例

現存しているもの

ユーロ圏

現在最も大きい経済通貨同盟はユーロ圏である。単一通貨であるユーロは銀行間取引など非現金取引を対象に、1999年1月1日から導入された。[1]2002年1月1日からユーロ圏に参加する国において、ユーロ貨幣の流通が開始された[1]。ユーロ圏はユーロを導入することで欧州連合 (EU) の経済通貨統合の第3段階目を完了させたEU加盟国で構成されるもので、EU非加盟国でユーロを導入している国もあるが、このような国は含まれない。なお、欧州の経済通貨同盟は次のような3段階を経て実現した。[2][1]

  • 第1段階(1990年7月-93年12月):域内市場統合の促進。域内資本移動の自由化、人、物、サービスの移動の自由化、中央銀行総裁会議の機能強化など。マーストリヒト条約により加盟国の経済的収斂基準の設定。
  • 第2段階(1994年1月-98年12月):欧州中央銀行(ECB)の前身である欧州通貨機関(EMI)の設立。加盟各国の財政赤字を抑制するルールの整備。1998年6月に欧州通貨機関に替わって欧州中央銀行が発足。
  • 第3段階(1999年1月-):経済通貨統合の完成。単一通貨ユーロと参加国通貨の換算レートが固定され、ユーロが単一通貨導入国の通貨に替わる形で導入される。国際金融のトリレンマにより、ユーロ導入国に対しては欧州中央銀行が統一金融政策、単一通貨政策を担うようになる。

2015年現在、ユーロ圏に関しては、次の国々が経済通貨同盟の第3段階(単一通貨を採用)にある。[2][3]

  • 1999年:ドイツ、フランス、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、アイルランド、スペイン、ポルトガル、オーストリア、フィンランドで銀行間取引など非現金取引を対象にユーロ導入。
  • 2001年:ギリシャの第3段階への移行。
  • 2002年:ユーロ貨幣の流通。
  • 2007年:スロヴェニアの第3段階への移行。
  • 2008年:マルタ、キプロスの第3段階への移行。
  • 2009年:スロヴァキアの第3段階への移行。
  • 2011年:エストニアの第3段階への移行。
  • 2014年:ラトビアの第3段階への移行。
  • 2015年:リトアニアの第3段階への移行。

計19ヵ国。

設立が提唱されているもの

かつて存在したもの

  • 1922年創設のベルギー・ルクセンブルク経済同盟。のちにベネルクス、ユーロ圏へと拡大していく。

関連項目

参照文献

  1. ^ a b c 日本国外務省「欧州連合(EU)」2008年。2015年2月17日閲覧。
  2. ^ a b europe magazine EU MAG(駐日欧州連合代表部公式ウェブマガジン)「EMUとはなんですか?」2012年8月7日の記事。2015年2月17日閲覧。
  3. ^ 駐日欧州連合代表部「ユーロと経済通貨同盟」2015年1月1日更新。2015年2月17日閲覧。

外部リンク

europe magazine EU MAG(駐日欧州連合代表部公式ウェブマガジン)「EMUとはなんですか?」2012年8月7日。



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