経営危機・再建とは? わかりやすく解説

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経営危機・再建

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 01:38 UTC 版)

国際興業」の記事における「経営危機・再建」の解説

売上高年々落ち込み経営悪化しているのにも関わらず海外ホテル経営投資続けていたことから、2003年平成15年3月決算においては売上高511億円、純利益17億円に対しUFJホールディングスUFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)をはじめとする金融機関からの単体での有利子負債が3800億円に上り利息のみで年間76億円の支払い義務生じていた。2004年平成16年)に経営危機に陥っていることが一斉に報道された。負債5000億に上っており、UFJグループ債権放棄など数百円規金融支援行った倒産してもおかしくない負債であったが、同年11月30日国際興業ハゲタカ・ファンド揶揄されていた米国投資ファンドサーベラスが買収し傘下収められた。UFJ銀行りそな銀行5000億円の融資債権値切り半値時価2500億円)で買い取り、緊急融資債務株式化実施した2005年平成17年)には資本金145050万円大幅増強1030億1800万円としてサーベラス主導再建始まった(現在資本金1億円)。サーベラス取締役会過半数占めたが、小佐野隆正の社長続投容認した経営再建のために帝国ホテル2007年平成19年三井不動産売却、873億円超)、浜松町遊休地2013年平成25年日本生命保険売却800億)や八重洲富士屋ホテル2013年平成25年住友不動産売却300億)などの優良資産次々と売却し、その収益特別配当の形でサーベラス支払った。しかし資産売却これ以上続けば事業の継続困難になる判断国際興業は、その売却益サーベラスから買い戻すための原資利用することを申し入れたサーベラス側は十分に売却益獲得していたため、申し入れ受諾した2012年平成24年11月1日付で、運輸・交通事業および流通商事事業国際興業グループ株式会社資本金1億円)として分社化した。 2014年平成26年)にはサーベラス優良資産売却によって投資金額回収し終えたとしてサーベラス保有する国際興業国際興業ホールディングス株式会社1400億円で売却日本からの撤退報道された。国際興業ホールディングス国際興業創業家である小佐野一族経営しており、国際興業経営は再び小佐野一族の手に戻る事となった。しかし、サーベラスによって上記優良資産以外にも東北地方山梨県バス事業リゾート事業などが売却されてしまったため、グループの事業規模大幅に縮小した。その上株式買い戻し資金1400億円という大きな借金を再び抱えることになった2014年平成26年3月1日に、国際興業株式会社国際興業管理株式会社に、国際興業グループ株式会社国際興業株式会社それぞれ社名変更された。本社住友不動産による八重洲2丁目南地区市街地再開発事業開発予定地であり、移転計画されている。

※この「経営危機・再建」の解説は、「国際興業」の解説の一部です。
「経営危機・再建」を含む「国際興業」の記事については、「国際興業」の概要を参照ください。

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