経典の儀式
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鬼門御霊会(きもんごりょうえ) 本編の15年前に徳壊が行おうとした儀式。地霊神を召喚し、地脈を揺るがすことで列強国日本を沈没させるというもの。実際には世界を消滅させるだけの驚異的な魔術で、徳壊は禁忌であるこの儀式を実現させたい願望に取り付かれて破門された。その術による地脈の乱れにより大地震と天変地異が引き起こされたものの、日向大佐の命と引き換えにその成功は阻止された。しかし15年後、徳壊は傀骸塔(くがいとう)の霊機(れいき)とアリスの霊力を使い「鬼門御霊会」を凌駕する奥義「裏鬼門御霊会(うらきもんごりょうえ)」を実践するも、あと一歩の所でウルに倒された。しかし、アルバートの後押しによって「裏鬼門御霊会」は完成し、古神「天凱凰」により「上海大震災」が引き起こされた。 エミグレの秘術 死者の血肉を魂の大釜という巨大な釜の中に入れ、新たな肉体を形成し、死者を生き返らせるというもの。ただし、復活する人間の肉体そのものは作り出すことが容易だが、肉体を完全に復元し、かつ魂を定着させることは誰も成し遂げていない。大抵は失敗して変質し、肉の器と化した身体が怪物と化してしまう。ジャックは母親を生き返らせようと多くの命と血肉を捧げたが、後一歩のところで失敗し、ただの怪物を生み出してしまった。続編『フロム・ザ・ニューワールド』では儀式が失敗し続けた理由が語られている。 神降ろしの儀式 作中では徳壊の「裏鬼門御霊会」も“神降ろし”と呼ばれているが、ここではアルバートが実践した、ルルイエ異本に記された予言を実行に移す儀式を説明する。 ネアム(古代エピ語でウキ)と呼ばれる、超古代に地球へ訪れた生命が残した遺産を台座に、宇宙の彼方から「超神」を呼び寄せるもの。当初アルバートはアリスを狙っていたが、のちにクーデルカの霊力をこの儀式の実行のために利用しようと目論む。最終的にはウル達との戦いのエネルギーを利用して実行した。 ロジャーの話によれば、ネアムは地球上に百個程度は存在し、多くは遺跡として眠っているが、バベルの塔など過去にそれを蘇らせようとした人間もいたのだという。どれも星の「ツボ」に位置すると言われており、シャドウハーツの世界ではイースター島やナスカ、アトランティスやムー大陸もその「ツボ」の一つであると語られている。
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