経伝の再解釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 22:54 UTC 版)
上記の編年復元作業によって、踰年称元の制度は戦国中期の斉にはじまることが判明したとする。 踰年称元を採用する経典『春秋』は、したがって戦国中期の田斉国によって作成された。これは田斉の正統性を孔子が暗示した予言書だとして田斉自身によって偽作されたものであるとする。 田斉による『春秋』偽作に対抗して、韓国が『春秋左氏伝』を、中山国が『春秋穀梁伝』を偽作し、自国の正統性を主張したとする。 現在のところ、平勢が考える経伝の諸国への配当(その経伝が正統を暗示している戦国国家)は、以下の通り。田斉……『論語』『春秋』『春秋公羊伝』『孟子』 韓……『春秋左氏伝』 中山……『春秋穀梁伝』 魏……『竹書紀年』『尚書』 燕……『周礼』『容成子』 楚……『荀子』
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