紫峰【シホウ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4541号 |
登録年月日 | 1995年 6月 13日 | |
農林水産植物の種類 | すもも | |
登録品種の名称及びその読み | 紫峰 よみ:シホウ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社天香園 | |
品種登録者の住所 | 山形県東根市中島通り1丁目34号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菅野幸男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「月光」に「大石早生」を交配して得られた実生から選抜・育成された品種で,果形が紡錘,果実の大きさが大,果肉が淡黄色,果皮が紅紫色の育成地(福島県伊達郡霊山町)において8月上旬に成熟する中生種である。 樹姿は中間,樹勢は中である。枝梢の太さは細,節間長は長,成葉葉身の形は長倒卵,先端の形及び基部の形は鋭,大きさは中,色は緑,蜜腺の形は腎である。花形は一重,大きさは中,花弁の形は楕円,色は白,がく筒の形は鐘,がくの色は黄緑である。果実の外観は紡錘,果頂部の形は尖,空洞は小,梗あの深さは浅,広さは中,赤道部及び果頂部の縫合線の深さは中である。果実の大きさは大(110g程度),果皮の地色は黄,着色は紅紫,濃さは濃,形は全面,果粉の多少は多である。切った直後の果肉の色は淡黄,硬さはやや硬,果肉繊維の多少及び果肉の粗密は中,果汁の多少は多,甘味は極多,酸味は少,渋味及び苦味は無である。核の形は長楕円,大きさは中,核と果肉の粘離は粘核,色は黄褐,核面の粗滑は中である。開花期は晩,成熟期は中,育成地においては8月上旬である。生理落果の多少は中,裂果は少である。 「サンタローザ」及び「ソルダム」と比較して,果実の外観が紡錘であること,切った直後の果肉の色が淡黄であること,甘味が多いこと等で,「月光」と比較して,果皮の着色が紅紫であること,着色の濃さが濃いこと,甘味が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者が昭和59年頃に「月光」に「大石早生」を交配し,翌年は種,61年頃に葉の形質で選抜して高接ぎ樹を育成,平成2年初結果,以後,さらに高接ぎを行うとともに,特性の調査・確認を行って育成を完了したものである。 |
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