第6の哨戒 1944年8月とは? わかりやすく解説

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第6の哨戒 1944年8月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 17:06 UTC 版)

ハーダー (SS-257)」の記事における「第6の哨戒 1944年8月」の解説

8月5日ハーダー6回目哨戒ハッド (USS Haddo, SS-255) 、ヘイク (USS Hake, SS-256) とウルフパック構成し南シナ海方面向かった。3隻の艦長のうちディーレイ艦長最先任だったので、彼がウルフパック指揮を執った。8月21日未明ハーダーハッドミンドロ島沖で会合しレイトン (USS Raton, SS-270) 、レイ (USS Ray, SS-271) 、ギターロ (USS Guitarro, SS-363) からなる別のウルフパック合流したことを報告。このとき、ミンドロ島パルアン湾にはミ12船団停泊しており、湾の外でウルフパック待ち構えている状況だった。ハーダー攻撃区域次のように割り振った。すなわち、自身西方ハッド南西方レイギターロ北西方待機させた。ミ12船団8月21日朝に出港したが、ハーダーのいた方角に向かわなかったものの大きな損害を蒙った。 翌8月22日4時ごろ、ハーダーハッド北緯14度25東経12000分 / 北緯14.417度 東経120.000度 / 14.417; 120.000のバターン半島マリベレス(英語版)の西方50キロ地点ヒ71船団から分離して対潜掃討行っていた海防艦日振と松輪佐渡レーダー発見した海防艦ルソン島寄りから松輪、日振が平行し佐渡その後ろを航行し三角形陣形成していた。2隻は機会うかがいつつ追尾したが、ハッドからはやや攻撃しにくい態勢だったらしく、ハッド艦長チェスター・W・ニミッツ・ジュニア少佐アナポリス1936年組)は、攻撃すべきかどうか判断しかねていたが、ディーレイ艦長は「(攻撃は)いけそうだ目標小さくない」とニミッツ艦長にはっぱをかけた。ハーダーが日振と松輪目標魚雷発射しハッド佐渡目標魚雷3本発射佐渡ハッドからの魚雷1本が中央部命中して航行不能に陥り、佐渡左右前方にいた松輪と日振にも火柱があがる。松輪船体前部沈んで後部だけ浮いており、日振も後部だけ浮いて双方とも航行不能となったハッド二度目攻撃成功せず三度目攻撃佐渡半身の日振に向けて魚雷3本発射し佐渡にふたたび魚雷命中させて、ついに佐渡撃沈したハーダー二度目攻撃松輪を、三度目攻撃ハッド仕留めそこなった日振を撃沈した。こうして海防艦群を全滅させたわけだが、当初輸送船混じっていると判断されハーダーは「駆逐艦」と「4,000トン輸送船」を撃沈したことになっていた。夜に入ってヘイク合流してきた。 8月23日ハーダーハッドルソン島沿岸南下してきたタマ24A船団発見したタマ24A船団は2隻のタンカー第二八紘丸(日本油槽船10,022トン)と二洋丸(浅野物産10,022トン)、駆逐艦朝風および夕凪構成されていたが、タンカーのうち第二八紘丸は、8月22日スペードフィッシュ (USS Spadefish, SS-411) の雷撃座礁し夕凪がこれに付き添ったため、残ったのは朝風と二洋丸のみであったハッド攻撃行って朝風撃破し行動不能となった朝風通りかかった機帆船曳航でダソル(英語版)湾に座礁し夜になって沈没した。この攻撃魚雷使い果たしたハッドが、魚雷補給のためウルフパック離れることとなった8月23日夜、ハッドハーダー会合しウルフパックから分離しミオス・ウンディ島向かったハーダーヘイクとともに任務続行した

※この「第6の哨戒 1944年8月」の解説は、「ハーダー (SS-257)」の解説の一部です。
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