第3幕 「岩山の頂き」とは? わかりやすく解説

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第3幕 「岩山の頂き」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 14:59 UTC 版)

ワルキューレ (楽劇)」の記事における「第3幕 「岩山の頂き」」の解説

ヴァルキューレの騎行 1921年アメリカ交響楽団演奏 この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧ください序奏ヴァルキューレの騎行 Der Ritt der Walkueren」の音楽。すぐに幕が開き音楽乗って8人のヴァルキューレたちが声を上げながら岩山集まってくる。 第1場 ブリュンヒルデ一人遅れてグラーネ駆ってやってくるブリュンヒルデヴォータン背きジークリンデ連れ出したことを聞いた他のヴァルキューレたちは恐慌態となる。ジークリンデ絶望して死を望むが、ブリュンヒルデジークリンデの体に子供宿っていることを告げ生きるよう説得する。「ジークフリート動機」が初め現れブリュンヒルデ来るべき英雄ジークフリート名付けるジークリンデ感謝言葉を、これも初出の「愛の救済動機」に乗せて歌い砕かれノートゥング破片持ってへと逃れる。そうしているうちにもヴォータンが近づいてくる気配が高まる。 第2場 ヴォータン怒り狂って登場ブリュンヒルデヴァルキューレから除名し父娘縁を切る告げる。他のヴァルキューレたちはとりなそうとするが、ヴォータン聞く耳を持たず彼女たちをみな追い払ってしまう。ヴォータンとブリュンヒルデ二人だけ残り重苦しい沈黙となる。 第3場 ブリュンヒルデは、自分行為ヴォータン真意汲んだものだと釈明する。娘の父への愛情次第心を動かされるヴォータンだが、しかし処罰変えられないと言い放つブリュンヒルデは、ひとつだけ願いかなえてほしい、自分周り火を放ち臆病者を近づけないようしてほしい、と嘆願するブリュンヒルデ必死訴えに、ヴォータンはついに「さらば、勇敢で気高いわが子よ」と歌う。これより「ヴォータン告別」の音楽ヴォータンブリュンヒルデに「神である自分よりも自由な男だけ求婚する」ことを了承し抱擁するブリュンヒルデの輝く目を見つめ、閉じさせるとまぶたに口づけして神性を奪う。力を失ったブリュンヒルデ岩山横たえ、体を盾で覆う。振りかざし、岩を3度突いてローゲ呼び出すところから魔の炎音楽」となる。 岩から火柱上がり、炎がブリュンヒルデ取り囲む。「まどろみ動機」が繰り返されるなか、ヴォータンは「この穂先恐れるものは、決してこの炎を踏み越えるな!」と叫ぶ。「ジークフリート動機」が反復され舞台一面の炎に包まれ横たわるブリュンヒルデから、ヴォータン名残惜しげ去っていく。幕。

※この「第3幕 「岩山の頂き」」の解説は、「ワルキューレ (楽劇)」の解説の一部です。
「第3幕 「岩山の頂き」」を含む「ワルキューレ (楽劇)」の記事については、「ワルキューレ (楽劇)」の概要を参照ください。

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