第3幕 「ブルターニュにあるトリスタンの本城」とは? わかりやすく解説

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第3幕 「ブルターニュにあるトリスタンの本城」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:54 UTC 版)

トリスタンとイゾルデ (楽劇)」の記事における「第3幕 「ブルターニュにあるトリスタンの本城」」の解説

前奏曲 低弦が出す「孤独動機」は、「憧憬動機B」の半音階上行をヘ短調全音階置き換えたもの。独奏チェロが「トリスタン嘆き動機」を示しトリスタン心象風景を描く。舞台上でイングリッシュ・ホルンによる「嘆き調べ」が、空漠とした海を表す。 第1場 深手負い気を失ったトリスタンはクルヴェナールによってブルターニュの城に連れ帰されていた。トリスタン意識取り戻すものの、傷は悪化しており、クルヴェナールは治療のためイゾルデ使い送ったことをトリスタン告げる。これを聞いてトリスタン興奮し幻覚の中で近づく船を見る。トリスタン錯乱余り昏倒するが再び我に返り、クルヴェナールに船を探すよう命じる。海を渡って自分のもとへやってくるイゾルデ想像しながら恍惚とするトリスタン牧人イングリッシュ・ホルン船影見えたことを報せ、クルヴェナールはイゾルデ迎えに港へ駆け下りていく。 第2場 トリスタンはさらに興奮して包帯はぎ取り傷口から血が流れ出すのも構わず歩き出しイゾルデ呼び続けるイゾルデ大急ぎ現れる倒れかかったトリスタンイゾルデ抱き留めるトリスタン最後の力を振り絞ってイゾルデの名を呼び、彼女の腕の中で息を引き取る恋人死にイゾルデ気を失う第3場 牧人もう一度船の到着報せる。ブランゲーネ、ついでメーロトが現れる。クルヴェナールはメーロトを襲って殺し、メーロトにつづいてやってきたマルケ王とその家来たちにも撃ちかかる。致命傷負いトリスタン足下息絶えるクルヴェナール。マルケ王2人の仲を許すためにイゾルデ追って来たのだったが、この光景見て悲嘆に暮れる。 ブランゲーネに介抱されたイゾルデ意識取り戻す。これよりイゾルデの「愛の死」。神々しく面変わりしたイゾルデトリスタン遺骸の上くずおれるロ長調主和音による終結

※この「第3幕 「ブルターニュにあるトリスタンの本城」」の解説は、「トリスタンとイゾルデ (楽劇)」の解説の一部です。
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