マルケ王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:54 UTC 版)
「トリスタンとイゾルデ (楽劇)」の記事における「マルケ王」の解説
トリスタンの「裏切り」に苦悩しながらも、友情と諦念からその罪を許そうとするマルケは、歌唱の魅力としては、第2幕で延々と苦悩を語る場面など決して耳に快いものではない。王としての役柄から、重厚・堅実なバスが当てられがちなこともその一因となっている。だが、例えば『ニーベルングの指環』のヴォータンのようなバス・バリトンが歌うことによって感情表現の幅が広がり、この役本来の説得力を発揮する場合がある。実演でも、主役2人が非力な場合など、マルケの存在が感銘の中心になることも珍しくない。
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