第2場(第2幕)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 03:59 UTC 版)
「エジプトの十字軍」の記事における「第2場(第2幕)」の解説
ナイル川近くの荒廃した神殿 オスミーノ率いるイスラム教徒の廷臣たちが、裏切り者のアラディーノを待ち伏せし、打ち倒そうと企んでおり「恐ろしい静寂の中で」(Nel silenzio fra l'orror)を合唱する。彼らは遺跡の中に隠れている。アルマンド、パルミーデ、アドリアーノ、フェリーチェ、ミルヴァが登場する。アドリアーノは異教徒のパルミーデを祖国へ連れ帰ることに反対すると、アルマンドが彼女は5年前に秘密裏にキリスト教に帰依したのだと説明する。アドリアーノがパルミーデにキリストに誓うよう要求すると、彼女は祈りを捧げる。これに皆が呼応し「慈悲深き神よ」(O nume clemente)となり祈りが捧げられる。パルミーデはキリスト教に帰依し、アドリアーノはアルマンドとパルミーデが結ばれることを祝福する。そこへアラディーノが登場して、娘の裏切りを非難する。アラディーノは復讐を宣言し、アドリアーノはアラディーノへ公然と戦いを挑む。オスミーノとイスラム教徒の廷臣たちはアラディーノに相手に屈しないように申し入れ、スルタンはオスミーノに騎士たちを再び幽閉するよう命じる。
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