競走馬・騎手・調教師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 04:57 UTC 版)
「南関東公営競馬」の記事における「競走馬・騎手・調教師」の解説
競走馬、調教師、騎手は原則としていずれかの競馬場に所属する。大井競馬場と船橋競馬場は競馬場に隣接する厩舎地区があるほか、大井競馬場は千葉県印西市小林に小林分場を、浦和競馬場は埼玉県さいたま市野田に、川崎競馬場については神奈川県川崎市幸区小向にそれぞれ独自のトレーニングセンターを有している。原則的に調教師は以上のいずれかで馬房を借り競走馬を管理することとなるが、2006年より調教師個人が民間より調教施設を借り受け調教することができる認定厩舎制度(外厩制度)が導入され、もとは高崎競馬場のトレーニングセンターであった境共同トレーニングセンターを始め、2014年3月6日現在で合計202の馬房が外部に存在している。 競走馬の格付け(クラス分け)に関しては、原則として1着賞金だけが基準となる中央競馬と異なり競走により獲得した全賞金を一部補正して算出される番組賞金に基づいて、A1・A2・B1・B2・B3・C1・C2・C3の全8クラスのいずれかに格付けされる。各馬は毎年1月と7月に、馬齢ごとに定められた基準賞金に基づいてクラスが決まる。2歳馬・3歳馬はそれぞれ馬齢限定で獲得賞金額による条件競走(「2歳80万円以下」「3歳185万円以下」など)を行なっていき、3歳2月にA1、3月にA2、4月にA3……というように各クラスの基準賞金に達した馬から順に格付けされていく(つまり強い馬ほど古馬との対戦が早く始まる)。そして4歳1月にC2の基準賞金に達していない馬がC3となる。なお2013年まではA3クラスと4歳条件戦も設けられていたが、2014年より廃止となっている。また2014年現在、地方競馬の他地区から4歳以降に転入してくる競走馬については、実際の獲得賞金にかかわらず強制的に番組賞金を変更する規定も存在する。この格付けは4場共通であるが、出走奨励金の問題などにより条件馬については自場開催を中心に出走することが多い。 開催毎に出走登録された競走馬は、重賞など一部の競走を除けば各クラスごとに番組賞金と馬齢を考慮し上位の馬から「組」として分割され、これが番組編成の基本単位となる。組は漢数字で表され、またB3(三)C1(一)、C3(十三)(十四)(十五)のように、複数の組を組み合わせて競走を編成することも多い。またB3とC1のように複数のクラスで編成されるレースでは、低いクラスの馬は負担重量が2kg軽くなる。 騎手については、馬主服制度の中央競馬とは異なり騎手ごとに定められた騎手服を着用し騎乗する(新馬戦、ダートグレード競走を含む重賞競走については、2017年10月の大井開催から南関東4場に競走馬を預託し、かつJRAの馬主登録を受けている馬主に対してJRAに登録されている馬主服の使用が解禁された)。長らく厩舎への所属を義務づけられていたが、2012年4月1日より中央競馬のフリー騎手に相当する騎手会所属騎手制度が導入された。また、他地区の若手騎手やリーディング上位騎手、外国人騎手や海外の競馬を主戦としている日本人騎手を短期免許で受け入れている(詳しくは 期間限定騎乗騎手を参照)。
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競走馬・騎手・調教師
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「マカオジョッキークラブ」の記事における「競走馬・騎手・調教師」の解説
競走馬は、香港同様全て海外からの輸入である。騎手については、地元出身の騎手以外に香港出身者(香港ジョッキークラブでの騎乗経験者)が在籍しているが、海外から短期ライセンスを取得して騎乗している騎手の活躍が目立っている。 日本から遠征した騎手では、1994年に岡部幸雄がマカオダービーを制覇し、内田利雄や岡部誠が長期滞在して好成績を挙げた他、2013年11月には、松田大作が澳門娛樂展盃(マカオゲーミングショーカップ)を勝ち、自身初の重賞制覇を果たした。 調教師は、地元出身者のほか、香港や海外で開業していた調教師が在籍している。 また2018年6月からは、元南関東船橋競馬場所属の中野省吾が短期免許を取得し、レースに騎乗している。
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