空軍軍服の変遷
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「軍服 (フランス)」の記事における「空軍軍服の変遷」の解説
空軍は「ルイーズ・ブルー」と呼ばれる紺色のシングルブレストのブレザーにズボンで構成される。制帽の腰部分には階級に応じて金線が入り、クラウン部は夏季にはカバーを付ける。 空軍の軍服が制定されたのは1929年である。制定当時は前合わせは5個ボタンで、袖にも陸軍のように3個のボタンがあり、襟はピークドラペルであった。1934年改定で前合わせは4個ボタンに変更され、袖のボタンは廃止、襟はノッチドラペルとなった。これが現在にいたるまでのフランス空軍の制服のベースとなる。 下士官用は将校と同一であるが共布地のベルト、上襟に襟章を付ける。 兵用は制定当初は下士官や将校のそれとは大きく異なっており、前合わせ6個ボタンの折り襟で襟の中から陸軍のようにシャツとネクタイをのぞかせ、腰には2点の切れ込みポケットが入っていた。1939年以降は襟1番目のボタンを広げ開襟とした。現在は下士官や将校と同一である。 空軍少尉(ピエール・クロステルマン、1945年) 徴募兵たる伍長(ロジャー・グロッサン(英語版)、1941年) 外套を着用した将官(1939年ごろ) イヴ・マヘ(フランス語版)中尉ら第一次インドシナ戦争期の将兵。略帽の将校及び下士官はアイクジャケット風の略装を着用(1951年、インドシナ) 制帽に夏季カバーをかぶせた空軍将官(ジャン=トゥーサン・フィエスキ(フランス語版)、1950年代) 空軍大将(ステファヌ・アブリアル(英語版)、2009年9月9日) 空軍少将 大尉(2011年7月13日) 略装の大将(2009年11月18日) 略帽 迷彩服を着用した空挺部隊隊員(1970年代か) 空軍地上勤務者(2005年) パイロットスーツの空軍大佐(2015年11月) 略帽を被った上級軍曹(2008年5月24日) 空軍士官学校生徒。2007年パリ祭。 FA-MASを携行した地上勤務者(2008年)
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