空軍近代化とは? わかりやすく解説

空軍近代化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 13:48 UTC 版)

中国脅威論」の記事における「空軍近代化」の解説

従来中国人民解放軍空軍は3,000機のJ-6戦闘機中国製MiG-19)を保有していた。J-6日本空襲できるまでの航続性能が無いため日本国防上の脅威ではなかったが、1990年代からこれ旧式機が寿命更新期迎えると、Su-27ロシアからの輸入/ライセンス生産方式量産され始め、更に2006年からは中国国産J-10年産50程度量産始まった。 これら新型機の導入により、中国空軍戦闘機世代一気2世新型になって置き換わり始め航空自衛隊航空戦力追いつきつつある。 新型戦闘機多く上海周辺から沖縄/九州、又は北朝鮮租借地から日本海沿岸空襲できる航続性能持っており、一部東京空襲さえ可能となったまた、日中海域航空シミュレーションでも、アメリカ空軍本格来援までは中国側優勢占め可能性が高い。 これら中国空軍近代化により自衛隊再編成にも影響及ぼしている。 将来的には、中国空軍日本航続距離が届く戦闘機2,400機を保有することになると見られている。 こうした状況下にもかかわらず当時小泉政権歳出削減のため、戦闘機定数300機から260機に削減した空自は「量」を「質」で補うために、寿命迎えるF-4EJ改の代替最新鋭F-22ステルス戦闘機導入切望しているが、F-22は最先端技術の塊であるため、2007年7月25日米国下院歳出委員会禁輸措置継続決定された。 中国空軍近代化象徴する事件一つとして2011年8月中旬ごろに中国空軍Su-27もしくはSu-30東シナ海日中中間線越え海上自衛隊情報収集機を追尾したことが挙げられる中間線より日本の側で、中国側による威嚇行為が行われたのはこれが初めてである。尖閣諸島へ近づかれる恐れがある判断した航空自衛隊が、那覇基地F-15J戦闘機スクランブル発進させると中国軍戦闘機引き返した

※この「空軍近代化」の解説は、「中国脅威論」の解説の一部です。
「空軍近代化」を含む「中国脅威論」の記事については、「中国脅威論」の概要を参照ください。

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