秀吉の紀州攻めとは? わかりやすく解説

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秀吉の紀州攻め

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 02:20 UTC 版)

紀州征伐」の記事における「秀吉の紀州攻め」の解説

根来寺室町時代においては幕府保護背景紀伊和泉に八か所の荘園領有し経済力武力両面において強力であった戦国時代に入ると紀北から河内・和泉南部に至る勢力圏保持し寺院城郭構えてその実力は最盛期迎えていた。天正3年1575年)頃の寺内には少なくとも450上の坊院があり、僧侶など5,000人以上が居住していたとみられる。また根来衆通称される強力な僧兵武力擁し大量鉄砲装備していた。根来寺信長に対して一貫して協力しており友好保っていたが、羽柴秀吉徳川家康織田信雄戦いにおいて留守岸和田城を襲うなどしたほか、大坂への侵攻動き見せていたため、秀吉強く警戒されており、秀吉側は根来寺攻略する機会伺っていた。 本能寺の変雑賀衆内部力関係一変させた。天正10年6月3日朝に堺経由情報もたらされると、親織田派として幅を利かせていた鈴木孫一その夜のうちに雑賀から逃亡し4日早朝には反織田派が蜂起して孫一の館に放火し、さらに残る孫一与党攻撃した以後雑賀は旧反織田派の土橋氏らによって主導されることとなった土橋氏は根来寺に泉識坊を建立して一族送り込んでいた縁もあり、根来寺との協力関係強めた。また織田氏との戦いで敵対した宮郷などとも関係を修復しそれまで領土境界線などをめぐり関係の際どかった根来雑賀協力関係生まれた

※この「秀吉の紀州攻め」の解説は、「紀州征伐」の解説の一部です。
「秀吉の紀州攻め」を含む「紀州征伐」の記事については、「紀州征伐」の概要を参照ください。

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