福島第一原子力発電所事故に関する発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 23:47 UTC 版)
「早川由紀夫」の記事における「福島第一原子力発電所事故に関する発言」の解説
2011年度に「インターネットを活用した情報共有による新しい地学教育」という研究課題で文部科学省科学研究費補助金の交付を受け、インターネット上での情報発信を研究の一環として行った。人体への放射能の影響は専門外である早川だが、2011年3月に発生した福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質を「放射線汚染分布地図」として自身の火山ブログで発表した。なお、この地図は早川以外の人物が自治体等の発表した各地点の測定データを元に作成したマップが既にネットで発表されており、早川がそれに等値線を付け加えたものが元になっている。 ツイッターでは「フクシマの被曝は避けようと思えば、避けられる。方法は簡単。引っ越すだけでいい」「そのような娘はわが家の嫁にもらうわけにはいかないとのたまうがんこ親父に私はなりそうだ」「福島県の農家が牧場で牧畜やセシウムで汚染された水田で稲作を行うのはサリンを作ったオウム信者と同じだ」「私は、ちゅうちょすることなく相手を殺します」といった発言を行っている。これについて早川は「ツイッターの読者を増やすために意識的に刺激的な発言をした」「地図を広め、理解を浸透させたかった」と説明している。 群馬大学は一連の発言について6月頃から何度も注意を行ってきたが改善が見られないとして、2011年12月7日付で早川に対して訓告処分を行った。群馬大学側は「(早川の)研究成果ではないため言論統制には当たらない」とコメントしている。早川は処分を受けた後に「あんなひどいことをした福島農家と一緒にしてしまって、オウム信者に申し訳なかった」と発言している。 2012年1月、Twitter上でセシウムの半減期から推測して、平成24年度産の静岡茶に昨年の3/4のセシウムが検出されると予想した。なお、静岡県茶業研究センターは、2012年4月3日センター内の露地茶園の一部にビニールハウスを設置し、促成栽培した平成24年度産の新茶の放射性物質の検査を行い、セシウム134及びセシウム137が限界測定値以下だと発表した。静岡県は、平成24年5月17日に静岡県内の主な茶産地の平成24年度産静岡茶放射性物質検査結果について、すべての地区で放射性セシウムを検出せず(限界測定値0.7〜1Bq/l)と発表した。
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