社殿と境内社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 07:55 UTC 版)
鷲宮神社本殿2社と、それ以外に祀られている境内神社10社を挙げる。 鷲宮神社社殿(本殿・拝殿) 主祭神の天穂日命と武夷鳥命、合祀祭神九柱を祀る。本殿は鷲宮神社本殿と後述する神崎神社本殿の2つがあり、拝殿は鷲宮神社本殿の前にある。江戸時代までは東面していたが、現在は南面しているため、参道からは右に曲がって参拝することになる。西側(左側)には祈祷者待機所があり、御祈祷の際にはこちらから昇殿する。夏には拝殿前に茅の輪が作られる。 神崎神社(かんざきじんじゃ)本殿 主祭神の大己貴命を祀る。鷲宮神社の2つある本殿のうち、西側(左側)に鎮座する別宮のことである。拝殿や鳥居はない。 姫宮神社(ひめみやじんじゃ) 活玉依姫命(イクタマヨリヒメノミコト)を祀る。祭典は4月9日。神楽殿および力石の右隣り(西側)に鎮座している。朱塗りの大きな社殿で、社号碑あり。 八幡神社(はちまんじんじゃ) 応神天皇(オウジンテンノウ)を祀る。祭典は9月15日。拝殿や姫宮神社の西側に鎮座し、専用の鳥居と参道がある。朱塗りの大きな社殿で、社号碑あり。 鹿島神社(かしまじんじゃ) 武甕槌神(タケミカヅチノカミ)を祀る。祭典は9月1日。八幡神社の北側に「鹿島神社・神明神社参道」と書かれた石碑がある参道の入口に鳥居があり、そこをくぐってすぐに鎮座している。朱塗りの大きな社殿で、社号碑あり。 稲荷社(いなりしゃ) 倉稲魂命(ウカノミタマノカミ)を祀る。祭典は2月初午。「鹿島神社・神明神社参道」の、鹿島神社のすぐ西隣に鎮座している。小さな社殿で社号碑や鳥居はない。 周りには御嶽大神・三笠山大神・八海山大神、正一位稲荷大明神、辯才天、三寶荒神などの祠がある。 神明神社(しんめいじんじゃ) 天照皇大神(アマテラススメオオミカミ) を祀る。祭典は10月17日。「鹿島神社・神明神社参道」の北西の最も奥に鎮座している。朱塗りの大きな社殿で、社号碑あり。 粟島神社(あわしまじんじゃ) 後述する15柱の神様を祀る。祭典は9月28日。本殿裏、「鹿島神社・神明神社参道」の東に鎮座している。朱塗りの大きな社殿で、社号碑あり。 社号額には「衢神社」、「武内神社」、「粟神社」、「稲荷神社」、「浅間神社」、「竃殿神社」、「胸肩神社」、「軍神社」、「御室神社」、「日枝神社」の10社の名前が書かれており、合祀されていることがわかる。 祭神は授田毘古神(サルタヒコノカミ)、武内宿禰(タケノウチノスクネ)、天太玉命(アメノフトタマノミコト)、豊宇気毘売神(トヨウケヒメノカミ)・大年神(オホトシノカミ)、木花開耶姫命(コノハナノサクヤヒメノミコト)、奥津日子命(オキツヒコノミコト)・奥津比売命(オキツヒメノミコト)・軻遇突智命(カグツチノミコト)、湍津姫命(タギツヒメノミコト)・市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)・田心姫命(タゴリヒメノミコト)、八千矛神(ヤチホコノカミ)、大山咋神(オオヤマクイノカミ)、大己貴命(オホナムヂノミコト)の15柱である。 諏訪神社(すわじんじゃ) 建御名方神(タケミナカタノカミ)を祀る。祭典は4月15日。本殿裏、粟島神社の東に鎮座している。社殿はなく、「諏訪大神」と書かれた大きな石碑が祀られている。鳥居あり。 八坂神社(やさかじんじゃ) 素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀る。祭典は7月15日。千貫御輿の神輿庫のすぐ右隣り(東側)に鎮座している。大きな社殿で、社号碑あり。 さらに右隣りにはかつて八坂祭で使用された神輿が収められる「八坂神輿殿」があり、こちらも社号碑と同様の碑がある。 鷲宮神社の鳥居の近くにはもう一つ、シャッターのある「八坂神輿殿」があり、こちらも社号碑と同様の碑がある。「らき☆すた神輿」はこちらに収められている。 久伊豆神社(ひさいずじんじゃ) 大己貴命(オオナムヂノミコト)を祀る。祭典は4月19日。光天之池鳥居の向かい側に鎮座する。大きな社殿で、社号碑あり。 御池社(みいけしゃ) 彌都波能賣神、湍津姫命・市杵島姫命・田心姫命を祀る。祭典は7月29日。後述する光天之池の奥に鎮座しており、近づくことはできない。小さな社殿で、社号碑などはない。その代わり、光天之池に他の境内社の社号碑と同様の碑と、朱塗りの鳥居があり、その位置から参拝する。 そのほか、使用されているのかどうか不明だが、姫宮神社と八幡神社の間に祭神不明の朱塗りの社殿があるほか、鳥居の右側にも祭神不明の大きな祠がある。
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