湍津姫命とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 信仰 > > 湍津姫命の意味・解説 

たぎつひめ‐の‐みこと【湍津姫命/多岐都比売命】

読み方:たぎつひめのみこと

日本神話で、天照大神素戔嗚尊(すさのおのみこと)との誓約(うけい)のときに、素戔嗚尊の剣から生まれた三女神の一。福岡県宗像(むなかた)大社祭神で、中津宮に鎮座するとされる


たぎつひめのみこと 【湍津姫命】


タギツヒメ

(湍津姫命 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 04:24 UTC 版)

多岐都比売命


全名 多岐都比売命
別名 多岐津比売命、湍津姫命、高津姫神
神階 従一位
須佐之男命
配偶者 大国主神(多岐都比古命)
事代主神、高照光姫命
辺津宮または中津宮
神社 宗像大社辺津宮、等
テンプレートを表示

タギツヒメタキツヒメとも)は、日本神話に登場する女神で、宗像三女神の一柱である。『古事記』では多岐都比売命、『日本書紀』では湍津姫命と表記される[1]

神話における記述

アマテラスとスサノヲの誓約(『古事記』に基づく) SVGで表示(対応ブラウザのみ)

アマテラスとスサノオの誓約の段で、アマテラスがスサノオの十束剣を口に含み、三つにかみ砕き吐き出した霧から宗像三女神を生み、スサノオの物実から生まれたのでスサノオの子であると宣言された。

この三女神は宗像の民が信仰している神であると記されている。化生した順番や、三つの内でどの宮に祀られるかは、『記紀』で異同がある。

  • 『古事記』・『日本書紀』第二の一書では、3番目に化生し、辺津宮に祀られる。
  • 『日本書紀』本文・第一の一書・第三の一書では、2番目に化生し、中津宮に祀られる。

宗像大社では『日本書紀』本文の通り「湍津姫神」として宗像市大島の中津宮に祀られている。御神体の依代は有職故実に「紫玉」と記述されている。

解説

タギツヒメを主祭神として祀る神社は中津宮のほか、青森県岩木山神社など。

また宗像三女神の一柱として各地の宗像神社厳島神社などで、また、アマテラスとスサノオの誓約で生まれた五男三女神とともに各地の八王子神社などで祀られている。

先代旧事本紀』では後に大己貴神に嫁ぎ、八重事代主神と高照光姫命を生んだと記されている。また出雲では阿遅鉏高日子根の子である多岐都比古命の妻とされる。

脚注

関連項目




湍津姫命と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「湍津姫命」の関連用語

湍津姫命のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



湍津姫命のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタギツヒメ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS