社会保険労務士
資格区分 |
国家資格 |
【資格概要】
従業員の社会保険(健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険など)への加入・脱退時に官公庁に提出する書類の作成や提出を、企業に代わって行うことができるのが、社会保険労務士です。このほか就業規則の作成など企業の人事・労務管理面でのコンサルティングや、個人に対する年金相談なども行います。この資格の受験者は毎年数万人が受験し、女性にも人気が高い資格です。
【取得方法】 受験には、大学の一般教養課程修了者、短大・高等専門学校卒業者などの制限が設けられています。試験は毎年8月下旬に実施され、労働基準法及び労働安全衛生法、健康保険法、厚生年金保険法、雇用保険法など8科目が課されます。国家資格の中では比較的取得しやすいとされていますが、少なくとも1年~1年半程度の学習期間は必要になるでしょう。なお試験合格後、実際に社会保険労務士として活躍するには、全国社会保険労務士会連合会に登録し、各都道府県の社会保険労務士会に入会しなければなりません。登録には労務・厚生関係の分野での2年以上の実務経験が必要になります。 |
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大学の一般教養課程修了者、短大・高等専門学校卒業者など、学歴等による受験資格が設けられている。詳しくは社会保険労務士試験センターのホームページで確認を。 | |
9000円 | |
9.4%(2004年度) | |
8月下旬 | |
北海道、宮城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県 | |
全国社会保険労務士会連合会社会保険労務士試験センター 〒103-8347 東京都中央区日本橋本石町3-2-1社会保険労務士会館5階 http://www.sharosi-siken.or.jp/ | |
企業内では人事や総務の職種で、資格を生かすことができます。また銀行などで年金相談員として活躍している人も少なくありません。これらの職種でキャリアアップを目指す場合は、資格の取得が強力な武器になるでしょう。最近では社会保険労務士事務所を開業し、労務管理や人事コンサルティングを行うケースも目立ちます。ファイナンシャル・プランナーなどの資格を併せて取得し、個人に対して年金など人生設計のアドバイスを行う有資格者も増えています。 |
社会保険労務士と同じ種類の言葉
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