真の卍解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:34 UTC 版)
2対の斬月を重なり合わせて解放する。こちらも同じく名は『天鎖斬月』であるが、その様相は一変している。形は以前の始解のような巨大な刀身であるが、サイズは少し小さく、色は白い刀身の中央辺りから柄にかけて黒の太いラインが引かれており、刃は柄の方まで伸び、柄頭と刃の先端近くを黒い鎖で繋がれている。滅却師の力の影響か、弓を連想する形をしている。 虚の力解放時にユーハバッハに対して使用したが、解放と同時に折られてしまう。その後、ユーハバッハに一方的に叩きのめされ、攻撃のどさくさに紛れて虚の角も折られたことにより虚化も強制解除させられ、終いには滅却師の力と、その力と融合していた虚の力を奪われてしまい、絶望に打ちひしがれるが、現れた月島の完現術「ブック・オブ・ジ・エンド」の能力で天鎖斬月が折られてなかったことになり、再起する。そして、尸魂界において藍染や恋次と共にユーハバッハに立ち向かうが、再び刀身にヒビを入れられる。しかし、藍染の鏡花水月による奇策で、ユーハバッハに刃を突き立て月牙天衝を放ち、倒したかのように思えたがまだ倒しきれておらず、真の力を解放させたユーハバッハに殺されそうになるが、現れた石田の放った「静止の銀」がユーハバッハに直撃し、全知全能の能力が一瞬無効になる。その隙をついてユーハバッハに対して斬りかかるが、「静止の銀」の能力無効の効果が消えかけてしまい、斬撃が止められそうになる。しかし、その刹那、ひび割れた天鎖斬月の中から以前の始解の斬月が姿を現し、そのままユーハバッハを斬り伏せ、闘いに終止符を打った。おそらくこの斬月は、虚と滅却師の力を失った一護本来の死神の力としての斬魄刀及び始解であると思われる。そして、始解時に一刀流と二刀流を分けて戦い(霊圧の変化)も出来る上に、卍解時も刀状態の天鎖斬月(初期と2期の合わさった天鎖斬月)と大刀の天鎖斬月に使い分ける事も出来る(浦原喜助と零番隊兵主部一兵衛との特訓にて)。 技「王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)」 十刃の使う最強の虚閃。長刀を虚の角に当てた状態で放つ。虚の力解放時に月牙と融合させる形で使用。ユーハバッハの半身を吹き飛ばす程の威力。 技「月牙十字衝(げつがじゅうじしょう)」 左手の短刀を横に薙ぎ、続けて右の長刀を縦に振るうことで十字の月牙天衝を飛ばす。劇中では、キャンディス・キャットニップ相手に使用した。 技「月牙天衝(げつがてんしょう)」 左の短刀から自分の体近くに発生させ、敵の攻撃を防御するために使用した。また、長刀からは始解時でも黒い月牙を放つことも可能となっている。 卍解状態でも使用した。
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