相続と改易とは? わかりやすく解説

相続と改易

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 14:17 UTC 版)

加藤忠広」の記事における「相続と改易」の解説

慶長6年1601年)、加藤清正三男として生まれる。兄の虎熊、熊之助(忠正)が早世したため世子となる。 慶長16年1611年)、父の清正死去したため跡を継いだ11歳若年であったため、江戸幕府加藤家に対して9か条からなる掟書示し、「水俣城宇土城矢部城廃止」「未進年貢破棄」「家臣課せられる役儀半減役儀にかかる経費削減ひいてはその費用百姓への転嫁抑制する)」「支城主の人事重臣知行割幕府が行う」ことを継承条件とした。後に一国一城制によって、原城内牧城佐敷城廃止命じられ最終的に熊本城麦島城だけの存続許された。 藩政重臣による合議制となり、藤堂高虎後見人務めたと言われている。支城廃止人事幕府による掌握および合議制導入は、清正時代重臣支城主として半独立的な権力持っていたのを規制する意図があったと考えられている。しかし、年若い忠広には家臣団を完全に掌握することができず、牛方馬方騒動など重臣対立発生し政治混乱したと言われている。また、同じ九州小倉藩領していた細川忠興周辺大名情報収集努めており、忠広の行状を「狂気」と断じて警戒していた。 寛永9年1632年5月22日江戸参府途上品川宿入府止められ池上本門寺にて上使稲葉正勝より改易沙汰があり、出羽庄内藩主・酒井忠勝お預けとなった

※この「相続と改易」の解説は、「加藤忠広」の解説の一部です。
「相続と改易」を含む「加藤忠広」の記事については、「加藤忠広」の概要を参照ください。

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