監督と出身地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:59 UTC 版)
「日本のプロ野球監督一覧」の記事における「監督と出身地」の解説
1992年、図書新聞『監督術―それぞれのベースボール』の記述によると「プロ野球の監督を最も輩出しているのは兵庫県で20人。ただ、優勝経験者は天知俊一1人というのはさびしい。続いて東京都と広島県が16人で続いているが、東京は小西得郎、王貞治と二人の優勝監督を出し、土橋正幸、田淵幸一と二人の現役監督(当時)がいるが、通算勝利30傑には一人も入っていない。それに対し、広島県出身者は、最多優勝記録を持つ鶴岡一人をはじめ、広岡達朗、石本秀一、濃人渉、白石勝巳など、綺羅星のごときメンバーである。特に通算勝利30傑を表にすると、30人中6人を数え、なんと全体の20%を占めているのである。この他にも、岩本義行、藤村富美男、現役では山本浩二など、広島勢は衰えを見せていない。また四国出身者が三原修、藤本定義、水原茂、上田利治、中西太とベスト10の半分を占めている。元来、野球が盛んな地域とはいえ、プロ野球界全体に占める人数はさほど多くはない(人口自体が少ないので)から、いかに野球のレベルが高いかわかる。現役でも藤田元司、須藤豊ともに高い評価を得ている。一方、意外に少なかったのが、大阪府。プロ野球には数多くの人材を送り込んでいるが、監督となると蔭山和夫、笠原和夫、高田繁、坪内道則、藤田宗一、本堂保次の僅か6人。優勝経験は一人もなく、通算勝利30傑にも誰も入っていない。その他の地方では、やはり北海道・東北出身者が少ない。北海道はいまだゼロ、東北では二人の監督が誕生しているが、秋田県出身の伊藤勝三監督は史上最低勝率で解任、宮城県出身の佐藤孝夫監督はシーズン途中からの代理監督で、一シーズンつとめた監督はまだ出ていない。また、九州も数ではさほど多くはないが、川上哲治、古葉竹織両監督を生んだ熊本県が抜きんでている。熊本県は、九州の中でも昔から野球の盛んなお国柄だからなのだろう」と論じている。 2011年12月1日スポーツニッポンの記事によると日本プロ野球の出身都道府県別の監督輩出数は、最も多いのが兵庫県の18人、次いで広島県17人。以下、東京都14人、京都府10人、愛知県9人、大阪府8人、香川県と熊本県が6人で続くという。
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