白峯とは? わかりやすく解説

しらみね【白峰】

読み方:しらみね

石川県白山(はくさん)市、白山山麓地名重要文化財指定小倉家など古い民家がある。


白峯

作者峰原うらら

収載図書世にも妖しく恐ろしい雨月物語
出版社青春出版社
刊行年月2000.7


白峯

作者後藤明生

収載図書雨月物語
出版社学習研究社
刊行年月2002.7
シリーズ名学研M文庫


白峯

作者中村晃

収載図書怪奇幻想 雨月物語
出版社勉誠出版
刊行年月2005.11


白峯

読み方:シラミネ(shiramine)

作者 石川淳

初出 昭和29年

ジャンル 古典新釈


白峯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 10:23 UTC 版)

雨月物語」の記事における「白峯」の解説

諸国を巡る西行道行文から、「白峯」は始まる。この部分は、当時西行作と信じられていた『撰集抄巻一新院御墓白峰之事」と巻二「花院永僧正之事」が下敷きになっている西行旧主である崇徳院菩提を弔おうと白峯を訪れ読経し、歌を詠む。「松山の浪のけしきはかはらじをかたなく君はなりまさりけり」。すると、「圓位圓位」と西行のことを呼ぶ声がする。見ると、異様だが判然としがたい人影がこちらを向いて立っていて、「松山の浪にながれてこし船のやがてむなしくなりにけるかな」と返歌した。その内容から西行は、声の主が崇徳院であることに気づいた。 西行は、崇徳院成仏せずに怨霊となっていることを諌めたここから西行と院の論争が始まる。西行『日本書紀』仁徳紀」にある大鷦鷯の王、菟道稚郎子皇位相譲の話を例に出して王道観点から、院は易姓革命論から、それぞれ論をぶつけあう次に西行は、易姓革命唱えた孟子』が日本に伝わらなかったこと、『詩経』「小雅」の一篇兄弟牆(うち)に鬩(せめ)ぐとも外の侮りを禦(ふせ)げよ」という一節説き、ついに院の、私怨がゆえである、との本音引き出すことに成功する。院は、「経沈め」の一件の後、保元の乱敵方回った者たちを深く恨み平治の乱がおこるように操ったのだ、という。そして、大風がおき、ここで初めて院の、異形の姿が顕わになるまた、配下天狗相模やってくる。そして、院は、平氏滅亡予言する西行は、院の浅ましい姿を嘆き一首の歌を詠む。「よしや君昔の玉の床(とこ)とてもかからんのちは何にかはせん」。すると、院の顔が穏やかになったように見え段々と姿が薄くなり、そして消えていった。いつのまにか月傾き、朝が近くなっている。西行金剛経一巻供養し、山を下りたその後西行は、このできごと誰にも話すことはなかった。世の中は、院の予言通り進んでいった。院の墓は整えられ御霊として崇め奉られるようになった

※この「白峯」の解説は、「雨月物語」の解説の一部です。
「白峯」を含む「雨月物語」の記事については、「雨月物語」の概要を参照ください。

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