白乕とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > 白虎 > 白乕の意味・解説 

びゃっ‐こ〔ビヤク‐〕【白虎】

読み方:びゃっこ

四神(しじん)の一。天の西方守護神で、虎(とら)の形に表す。


白虎

読み方:ビャッコ(byakko)

四神一つ、西の神


〒965-0039  福島県会津若松市白虎

白虎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/02 17:01 UTC 版)

白虎
白虎(高松塚古墳の壁画)。
各種表記
拼音 báihŭ
発音: バイフー
日本語読み: びゃっこ
英文 Baihu / White Tiger
テンプレートを表示
三垣
太微垣 紫微垣 天市垣
二十八宿
四象
東方青龍
角宿 亢宿 氐宿 房宿
心宿 尾宿 箕宿  
北方玄武
斗宿 牛宿 女宿 虚宿
危宿 室宿 壁宿  
西方白虎
奎宿 婁宿 胃宿 昴宿
畢宿 觜宿 参宿  
南方朱雀
井宿 鬼宿 柳宿 星宿
張宿 翼宿 軫宿  
近南極星区
元禄中所名星座

白虎(びゃっこ、拼音: báihŭ バイフー)は、中国の伝説上の神獣である四神の1つで、西方を守護する。白い虎の形をとる。は、五行説では西方の色とされる。

文献上は『礼記』曲礼上や『淮南子』天文訓に載せる。なお、漢代の文献には西方を白虎としないものもあり、『礼記』礼運では麟(りん、麒麟)・鳳(ほう、鳳凰)・亀(き、霊亀)・(りゅう、応竜)を四霊とし、虎のかわりに麒麟があげられている[1]。また『史記』『漢書』では西方を白虎でなく咸池とし、白虎は参宿の別名とする[2]

中国天文学では、周天を天の赤道帯に沿って4分割した1で、二十八宿のうち西方七宿()を総称して白虎とした。

日本では、奈良県薬師寺金堂の本尊台座や、明日香村キトラ古墳の石槨内壁の西側壁にも白虎が描かれている。その他、神田明神秩父神社など多くの場所で四神の彫像や絵を確認できる。

俳句において季語である「白帝」と同義であり、秋(西・白)の象徴である。

中国神話の白虎

朱雀玄武青龍とともに四神という形で一組にされ、南を朱雀、北を玄武、東を青龍と、それぞれが各一方を分担して守護するものされる。白虎は西方の守護を司どるが、白虎と西方との結び付きは、五行説が中央に黄色、北方に黒、東方に青、西方に白、南方に赤と五色を割り当てたことに由来しており、四神の信仰は五行説の影響を受けながら戦国時代ごろに成立したと考えられている。その後、四神の信仰は中国の中のみならず、古代の朝鮮や日本にも伝わった。

地名

東京都港区虎ノ門にはかつて門があり、江戸時代江戸城西に位置したため、白虎にちなんで虎ノ門と呼ばれたという[3]

ホワイトタイガー

ホワイトタイガー

いわゆる四神・四獣は伝説上の生物とされているが、白変種による白い虎はホワイトタイガーとして実在する。

脚注

  1. ^ 『礼記』礼運「麟・鳳・亀・龍、謂之四霊。」
  2. ^ 『史記』天官書『漢書』天文志「東宮蒼龍…南宮朱鳥…西宮咸池…北宮玄武」
  3. ^ 虎ノ門(とらのもん)』港区公式ホームページhttp://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/gaiyo/chimerekishi/39.html 

関連項目


白虎(びゃっこ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 07:19 UTC 版)

「ぐるり」の記事における「白虎(びゃっこ)」の解説

風の守護神で、虎ノ介主とする虎ノ介からは「白」呼ばれている。関西弁使っている。力は風だが、空気操って一瞬一部だけを真空にすることもできる

※この「白虎(びゃっこ)」の解説は、「ぐるり」の解説の一部です。
「白虎(びゃっこ)」を含む「ぐるり」の記事については、「ぐるり」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「白乕」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

白虎

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 06:59 UTC 版)

名詞

びゃっこ

  1. 東アジア文化において西方守護する神獣四神一つ五竜白竜に相当。

関連語


「白虎」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



白乕と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

白乕のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



白乕のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日本郵政株式会社日本郵政株式会社
Copyright (C) 2025 JAPAN POST SERVICE Co.,Ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの白虎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのぐるり (改訂履歴)、マコちゃん絵日記 (改訂履歴)、るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の登場人物一覧 (改訂履歴)、陸奥圓明流 (改訂履歴)、飛龍の拳 (改訂履歴)、銀牙伝説WEED (改訂履歴)、闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜 (改訂履歴)、フレームアームズ (改訂履歴)、鉄鋼闘機ガイラ (改訂履歴)、魔砲使い黒姫 (改訂履歴)、ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの白虎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS