登場するクリーチャーたち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 14:08 UTC 版)
「アルゴ探検隊の大冒険」の記事における「登場するクリーチャーたち」の解説
船尾像 本来はアルゴ号の船首を飾る女神像だが、船大工アルゴスが乗組員を見下ろすように船尾へ据え付けた。女神ヘラの生き写しであり、ヘラがこの像を通してイアソンと乗組員たちに神託を行うときは、目を開き口を動かす。 タロス (Talos) 鍛冶の神ヘーパイストスによって作られた、ブロンズ島を守護する青銅の巨像。「神々の宝物庫」を侵す者があれば動き出し、アルゴ号を片手で持ち上げるほどの巨体と剛力をもってこれを追い狙う。 ハーピー (Harpy) コウモリと人間をかけ合せたような姿の怪鳥。 吠える岩 (Clashing Rock) 海峡を船が通ると、岸壁が震えて岩石を落とし。船を沈める。 ヘカテ (Hecate) コルキスの守護女神で、馬・雌獅子・犬という3つの首を持つ黄金の神像。メデイアとアイエテスから「闇の女王 (Queen of Darkness)」と呼ばれている。 黄金の毛皮 (Golden Fleece) コルキスの秘宝。神々の贈り物で、国を繁栄させる奇跡の力がある。 ヒュドラ (Lernaean Hydra) 7つの首を持つ竜のような怪物。 このモンスターをアニメートしている最中、電話がかかってきたため、ハリーハウゼンは席をはずした。話を終え戻ってきた彼は、首のうちの1つが、上下のどちらに動いている途中だったのかを失念してしまった。これに懲り、以後は詳細なアニメート用のコンテを準備するようになったという事である。 7人の骸骨剣士 (Skeleton army) ヒュドラの歯からアイエテス王が創造した剣士。 ハリーハウゼンのクリーチャーとしては、『シンバッド七回目の航海』(1958年)に続いて二度目の登場ながら、同時に7体が動くことで斬新な画面となった。関節部の滑り止めとして使われた“液体ゴムを染み込ませた綿”以外にほとんどゴム製パーツを持たない骸骨剣士のモデルは経時劣化に強く、後年『シンドバッド虎の目大冒険』(1977年)のグールとして改造されたものを除けば、撮影当時の状態で現存している唯一のクリーチャーである。
※この「登場するクリーチャーたち」の解説は、「アルゴ探検隊の大冒険」の解説の一部です。
「登場するクリーチャーたち」を含む「アルゴ探検隊の大冒険」の記事については、「アルゴ探検隊の大冒険」の概要を参照ください。
- 登場するクリーチャーたちのページへのリンク