異世界への進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:01 UTC 版)
柊は『ナイトウィザード』のキャラクターとして作られた人物だが、ナイトウィザード以外にも3種類のゲームのリプレイ5作品に登場している。 『セブン=フォートレス』リプレイ「フレイスの炎砦」 第1話オープニングシーンにてセブン=フォートレスの世界である「第一世界ラース=フェリア」へ行き、その後もナイトウィザードの世界である「第八世界ファー・ジ・アース」と往復する。 これは『ナイトウィザード』と『セブン=フォートレス』が主八界という共通の背景設定を持つためであり、特別な事ではない(詳細は主八界を参照)。そもそも「フレイスの炎砦」は、「主八界における他世界のキャラクターがラース=フェリアを訪れる」というシチュエーションを想定したシステム『セブン=フォートレスV3』の紹介という意味合いを持ってプレイされたものである。 『セブン=フォートレス』リプレイ「黒き星の皇子」 本作では他世界のキャラクターが「第八世界ファー・ジ・アース」へ訪れる内容で、舞台は全編にわたってファー・ジ・アースであり、柊が異世界へ進出する展開はない。但し、クライマックスシーンで「40億年後の未来」へ行っている。 『アルシャード』(ルール第一版)リプレイ「スルトの剣」 本作で初めて柊は本格的に別のゲームの世界に登場した。『アルシャード』の舞台であるユグドラシル宇宙は、『ナイトウィザード』の主八界とは公式設定で何も繋がっていないのだが、当時の『アルシャード』には「ストレンジャー」という、「別世界から来た人物」を表すキャラクタークラスがあった(『アルシャードff』『アルシャードガイア』以降のルールにおける「オーヴァーランダー」に相当する)。ゲームマスターを担当した菊池たけしが「別世界ならナイトウィザードの世界から来ても問題はない」と主張し、柊をプレイヤーキャラクターに抜擢した。 ただし「スルトの剣」のエピソードは、『アルシャード』の『アルシャードff』『アルシャードガイアRPG』へのバージョンアップに伴う設定変更や、「アルシャードトライデント」リプレイの結果によって、前編に当たる「オーディンの槍」共々、一部の設定を残しながらも『アルシャード』の正史から除外されている。『ナイトウィザード』での扱いは明確にされていないが、リプレイ「合わせ鏡の神子」で柊が「スルトの剣」のエピソードを回想するシーンがある。 『セブン=フォートレス』リプレイ「シェローティアの空砦」 冥魔に侵略されているラース=フェリアを解放するため、アンゼロットの命で柊をはじめとするウィザード60人が「第一世界ラース・フェリア」に派遣される。しかし突入の最中にファー・ジ・アースへ向かう冥刻王メイオルティスを目撃した柊は、緋室灯を含めたメンバーに撤退を指示し、柊1人がラース・フェリアに降下した。その後、ラース=フェリアの対冥魔レジスタンスに合流し、冥燐王エンダースなど冥魔の軍勢と戦う。 なお、リプレイ以前に『ふぃあ通』のミニドラマで描かれた前日談では、やはりアンゼロットは柊だけでなく多数のウィザード達を送り込むつもりだったが、「ファー=ジ=アースを手薄にするべきではない」という柊の主張により、アンゼロットの反対を半ば押し切る形で柊1人がラース=フェリアへ向かっている。 『アリアンロッドRPG 2E』リプレイ「アルディオン・ナイトメア」 アルシャードと同様、アリアンロッドもナイトウィザードと世界観の繋がりは一切存在しない。しかしF.E.A.R.20周年記念ということで様々なゲームのキャラクターが一堂に会するリプレイが作られることになり、柊はナイトウィザード代表として抜擢された。 ゲーム内では、「シェローティアの空砦」でエンダースを倒したあと次元の狭間に飲み込まれた柊が、どういう訳か様々なゲームのキャラクターと共に「レーベルの壁」を越えて、アリアンロッドの舞台であるエリン(アルディオン大陸)へ漂着したということになっている。元の世界へ戻るため、アルディオンで暴れ回る別ゲームのエネミーと戦うことになる。
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