田鶴浜七尾道路
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起点:石川県七尾市赤浦町(病院西IC) 終点:石川県七尾市千野町(七尾IC) 延長:3.4 km 規格:第1種第3級 設計速度:80 km/h 道路幅員:(土工部)22.0 m(暫定12.0 m)、(長橋部)20.5 m(暫定10.5 m) 車線幅員:3.5 m 車線数:4車線(暫定2車線) 田鶴浜七尾道路は、能越自動車道全線の中で最後となる2016年度に事業化された。 田鶴浜ICから七尾ICにかけて直線約7kmの区間は、ルート選定に当たり、高規格幹線道路としては全国で初めてPI手法によるルート検討がなされた。6回にわたり「みちづくり懇談会」と称す意見交換会で協議した結果、2004年6月9日には原案6案の中から田鶴浜ICで直結する国道249号七尾田鶴浜バイパスを活用し、公立能登総合病院や和倉温泉等へのアクセスを考慮したルートで合意され、2006年6月にはルート帯が決定した。七尾田鶴浜バイパスを含む約6.1 kmは既存道路を上記規格へ改築し、七尾IC側の約3.4 kmは新設となる。改築区間と新設区間の境目には輪島方面のハーフICとして病院西IC(仮称)を設置し、新設区間には富山方面のハーフICとして病院東IC(仮称)を設置する事となった。 併せて2005年より環境影響評価の手続きに着手し、2010年の7月より都市計画決定に向けた計画案の地元説明会を、同年9月から10月にかけて環境影響評価準備書の縦覧を行った。これに対し、2011年7月13日に環境影響評価書に対する環境大臣意見が国土交通省に提出された 1日あたり9,300-17,500台(2030年時点)と推定される計画交通量を踏まえて経済効果と事業コストを比較検討する費用便益分析など新規事業採択時評価が実施され、2016年3月8日開催の社会資本整備審議会(道路分科会)では新設区間3.4kmを「田鶴浜七尾道路」として翌年度に事業着手する事が妥当であると判断された。また、新規事業化に当たって田鶴浜七尾道路以西の現道活用区間は必要な安全対策のみを行い、自動車専用道路化は当面見送る事が示された。 その後、測量や地質調査、用地取得、詳細設計等の工事準備を経て2020年8月8日に着工した。開通時期は未定。
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