環境改善の時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:45 UTC 版)
上流地域の産業活動の活発化等で、地下水の減少や湧水の減少に供ない雑排水のタレ流しや空きカンやゴミの不法投棄も増え、水質は悪化し、豊かな水の文化も衰退し、川は市民から遠い存在になっていた。 原風景を取り戻すため、市民が中心となり、行政・NPO・企業とが手を組み、改善の活動が始まった。 平成2年「水の都三島」を復活させるべく、源兵衛川水環境設備事業が始まった。事業で街全体を調査する中で、引き継がれている盆行事や浜降り等の風習、橋や川端に残るかたちに川と人の密な関わりを発見し、この川の再生の糸口をつかみ、フィールドワーク、自然環境調査、流域住民へのアンケートから、計画の基本となる三つの原則を立て設計が進められた。①場の特性を読み川と人の新たなかかわりをかたちとして提示②場に則して保全、復元、改修、創造等柔軟な対応③古くからの地域景観を構成する地場の溶岩を多様な使い方で汎用性をもたせている。 事業区間は、三島駅前にある富士の湧水が湧出する楽寿園小浜池を起点に、市街地のあるほぼ中央から南下して温水池に至る延長1.5kmである。川沿 の顔は、商業地から住宅地をぬけ、水田地帯へと様々にしている。
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