小浜池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 04:41 UTC 版)
小浜池(こはまがいけ)は、楽寿園の敷地内南側にある湧水によって形成された池である。 三嶋大社の祭典中、大祭は沼津の千本浜で浜下りが行われ、小祭は小浜で浜下りが行われたことから、「小浜池」と呼ばれるようになったとも言われている。蓮沼川(宮さんの川)と源兵衛川の起点となっている。池の水位は季節によって変化し、降水量の多い夏期に増加、冬季に減少する。かつては三島湧水群を代表する水量を誇ったが、1962年(昭和37年)頃から湧水の枯渇が続いており、工業用水の汲み揚げとの関係が指摘されている。 1930年(昭和5年)に中井猛之進によって、小浜池でミシマバイカモ(Ranunculus nipponicus var. japonicus)が発見された。1950年代中頃には、渇水や水質の悪化により一度は絶滅したと考えられたが、柿田川で再発見されて楽寿園に移植された。
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