理事・会長として
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2011年5月、日本将棋連盟の理事選挙に出馬し、当選。専務理事として、渉外部を担当。 2012年12月、米長邦雄逝去を受け、第二次世界大戦後15人目となる日本将棋連盟会長に就任した。現任理事の任期満了となる2013年5月まで務めた後、翌月に行われた総会と理事会を経て会長に再任された。2015年6月、再任。 新規Webメディアについて、株式会社シンクロとの業務提携を決定し、2016年7月11日、将棋会館(東京都渋谷区)にて調印式(シンクロ・西井社長、日本将棋連盟・谷川会長、青野専務理事)が実施された。 2016年9月には、「日本将棋連盟公式Webサイト」の仕様が変更された。藤倉勇樹と安西勝一の名前が画像ごと抹消されるなど問題点が多く、将棋ファンの意見を募った上野裕和、窪田義行らが、2016年9月の月例報告会で問題提起したことを受け 、 Webに謝罪が掲載されたが、2016年12月現在、不具合と間違いが未だ残っている。 同年10月11日、谷川ら理事たちは、常務会において三浦弘行九段に「将棋ソフト不正使用」の疑惑ありとし説明を求めた。この常務会において三浦は不正を否定したものの、翌12日に、三浦を年内12月31日までの公式戦出場停止処分とし、竜王戦の挑戦者を丸山忠久九段に変えるとの決定事項が発表された。(将棋ソフト不正使用疑惑) 同年12月26日、日本将棋連盟が調査を委嘱した第三者委員会は、三浦九段の疑惑について処分の根拠とされていた電子機器を使用した形跡、離席の事実ともになく、一致率は根拠となり得ず、不正行為に及んでいた証拠はないとの発表があった。谷川は連盟会長として、三浦九段への疑惑のきっかけは「7月の関西の報告会での久保利明九段の発言」が発端だった事を公表し、27日に記者会見で謝罪した。 2017年1月18日、将棋ソフトの不正使用疑惑での第三者委員会からの報告を熟慮し三浦九段や関係各位に対し誠意を伝えるには会長職を辞するのが一番ではないかと結論付け辞任を発表した。
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