特別編・第157回「おら、紅白出るど」
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「あまちゃん」の記事における「特別編・第157回「おら、紅白出るど」」の解説
2013年12月31日放送の『第64回NHK紅白歌合戦』では、ゲスト審査員として宮本信子と宮藤官九郎が参加したほか、番組内で「あまちゃん」"特別編"と題した企画ステージが設けられた。宮藤による書き下ろし脚本をもとに、吉田照幸を中心とした「あまちゃん」スタッフによる演出が行われ、音楽も大友良英が手がけるとともに、企画ステージ本編全体であまちゃんスペシャルビッグバンドによる生演奏をバックに展開された。 前半には「北三陸市からの生中継」として、北三陸駅前と忘年会中の「スナック梨明日」からの寸劇を挿入。吉田正義(荒川良々)がレポーター役を務め、北三陸編のレギュラー陣の多くが出演した(出演者については第64回NHK紅白歌合戦#あまちゃん特別編を参照)。 企画ステージの本編は後半に行われた。冒頭では"GMTスペシャルユニット feat.アメ横女学園"として、11名による「暦の上ではディセンバー」が歌われる。歌が終わるとアキが足立ユイ(橋本愛)を観客に紹介し、中継でつながっていた「スナック梨明日」のユイを「こっち来て一緒に歌うべ」と招く と、オープニングテーマの生演奏と共にステージ上のスクリーンにオープニング映像が流れだし、『第157回「おら、紅白出るど」』のクレジットを表示。その後、黒川正宗(尾美としのり)のタクシーでユイがNHKホールに駆けつける。ステージに揃った二人は"潮騒のメモリーズ"として「潮騒のメモリー」を歌唱し、1番が終わったところで天野春子(小泉今日子)が登場して2番を歌唱。歌が終わったところでセリが上がって着物姿の鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が登場し、ストリングスをバックに「潮騒のメモリー」を歌唱。最後には出演者全員が登場して「地元に帰ろう」の合唱が行われ、宮本と宮藤が座る審査員席の後ろにヒビキ一郎(村杉蝉之介)が潜んでいた、というオチで締めくくられた。最後にはアキが視聴者とロケ地の人々にお礼を述べて、連続テレビ小説の1話分と同じ15分ちょうどで構成された企画ステージを終えた。 また、オープニングではあまちゃんスペシャルビッグバンドの生演奏に合わせて、アキが銅鑼で演奏に参加 するなど、『あまちゃん』関連で4時間25分の放送時間のうち約30分を費やし、各メディアが「あまちゃんが“復活”」「あまちゃん祭り」「あまちゃんが紅白をジャック」との表現でこれを伝えた。 2014年3月1日より、前半の寸劇と後半のステージ本編を組み合わせたものが「あまちゃん特別編 157回 おら、紅白出るど」としてNHKオンデマンド(特選見放題パック契約者限定)で配信されている。番組の一部分のみを抜き出しての配信は今回が初めてのケースとなる。 なお、紅白で朝ドラの特別編を放送する事例は1985年の『第36回NHK紅白歌合戦』において、同年上期の『澪つくし』の特別編を放送して以来28年ぶりだった。
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