特別マス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:13 UTC 版)
飛行機(全3か所) 7番グアム、14番コロンボ、26番カサブランカのマスにそれぞれ設定されている。このマスに止まった解答者は、7番グアム→11番ジャカルタ、14番コロンボ→21番アジスアベバ、26番カサブランカ→33番モントリオールへ自動的に移動できる。不正解の時にも適用されるため、クイズに不正解で後退したが止まったところが飛行機マスで、結果的に前進というケースも度々見られた。 飛行機マスに止まると、移動先を繋ぐラインに飛行機形のランプ(グアムとジャカルタ間は6個、コロンボとアジスアベバ間は7個、カサブランカとモントリオール間は10個)が移動先に向かって1個ずつ順々に流れるように点灯、コマも飛行機型ランプの動きに連動して進み、移動を表現していた。 全国ネット化以降しばらくしてガックリ都市が3か所となった際、飛行機に乗るとサイコロの振り直し権が獲得でき、後にガックリ都市のマスに止まる数字を出してしまうと一度だけ振り直すことが可能となった。飛行機に乗ると解答者席に設置されたサイコロ形のランプが点灯して振り直し権取得を表していた。後にガックリ都市のうちの1つが15番ニューデリー - 25番アクラ間に移された際に廃止された。 ラッキー都市(全3か所) 赤丸の縁取りのマス。このマスに止まった時に、賞品を獲得できる。賞品はシャープ製等の家電品・スーツケース(旅行カバン)・カメラ(コダック(当時は長瀬産業の事業部)のディスクカメラもあった)・腕時計・SSKスポーツ品のジャージなど多種多様であった。賞品は同じマスに何度止まっても同じ賞品ではあるが、獲得することができる。 また3か所のラッキー都市の賞品は、それぞれ別々に設定されている。場所は毎回移動するが、ある程度の傾向があり、特に10番パースはラッキー都市の常連だった。なお、3番目のラッキー都市は2番目または3番目のガックリ都市の前後1マスに設定されていた。例として、37番ハバナと40番ブエノスアイレスがガックリ都市の場合は、36番ニューオーリンズ・38番カラカス・39番リオデジャネイロ・41番ホーン岬のいずれかがラッキー都市だった。 ラッキー都市に止まると、解答者席にその都市名と「ラッキー都市」と書かれた札が置かれる。 ガックリ都市(ローカル放送時は1か所→2か所、全国ネット化以降は2か所→3か所) 紫色の六角形で縁取られていたマス。電飾は通常は点灯しているが、マスに止まる可能性があると、電飾がゆっくり点滅して警告していた。当初は「動乱の都市」という名称だった。このマスに止まると、自動的にスタート位置(0番東京)に戻されてしまう。場所は毎回移動していた。 全国ネット化されてからは、乾がオープニングで解答者の紹介前にその週のガックリ都市に設定された都市の紹介をしていた。 ガックリ都市に指定されたマスは、大抵がコース後半の北アメリカ東部、南アメリカエリアの35番シカゴ - 43番リマの間に2マス間をあけて2ヶ所(後に3ヶ所)であった。特に35番シカゴ・38番カラカス、又はカラカス・41番ホーン岬か、37番ハバナ・40番ブエノスアイレス、又はブエノスアイレス・43番リマの組み合わせが多かった(ただし、36番ニューオーリンズ・39番リオデジャネイロ、又はリオデジャネイロ・42番サンチアゴの組み合わせは、26番カサブランカから飛行機で33番モントリオールに到着した際、他の解答者が居ると6マス進んだ先がガックリ都市になってしまうため設定しなかった)。 中期において飛行機に乗るとサイコロの振り直し権が獲得できる頃は、南北アメリカに2マス空けて3か所並んでいた。そのため振り直し権を獲得しないと厳しい配置だった。 1985年4月からは35番シカゴ - 43番リマ間のガックリ都市は2か所となって残り1か所のガックリ都市は15番ニューデリー - 25番アクラ間に設定されるが、ニューデリー - 20番リヤド間に設定されることが多く、16番カブール、18番アンカラ、19番カイロがガックリ都市の常連だった。 解答者の中には1回の放送で複数ガックリ都市に止まった者や、ガックリ都市に止まり振り出しに戻ったにもかかわらず、最終的にゴールした者もいた。 オーロラコース(全国ネット化以降) 1番ソウルに設定されている、虹色で縁取られた丸いマス。ここに止まると電飾が点灯して、次回以降の問題で正解してサイコロを振り を出せば、29番モスクワまで移動できる。その際、ソウルとモスクワを繋ぐ虹色の懸け橋のランプがソウルからモスクワに向かってゆっくりと点灯し、達成した解答者の席の色のコマがソウルのマスからモスクワのマスへ移動する。但し、を出すと移動できずにそのままとなり、を出さない限りは留まったままとなる。不正解時には自動的に振り出し(0番東京)に戻される。 なお、1番ソウルのマスに解答者が既にいる状態で他の解答者が重複した場合は、0番東京からの前進時なら6マス進んで7番グアム→飛行機に乗って11番ジャカルタに到着となる。逆に不正解なら振り出し(0番東京)に戻される。 その他 特番だけであったが、そのマスに止まると簡単な罰ゲームが課せられる「ドッキリ都市」も存在していた。赤い紅葉を模った縁取りのマスである。
※この「特別マス」の解説は、「世界一周双六ゲーム」の解説の一部です。
「特別マス」を含む「世界一周双六ゲーム」の記事については、「世界一周双六ゲーム」の概要を参照ください。
- 特別マスのページへのリンク