かつ‐えき〔クワツ‐〕【滑液】
滑液
滑液
滑液
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 14:39 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動滑液(かつえき)とは、関節の関節腔を満たす液体である。
概要
関節とは骨と骨の連結をいい、骨と骨が線維性の組織により結合される線維性連結、骨と骨が軟骨により結合される軟骨性連結、骨と骨の連結部が関節包に覆われる滑膜性連結の3つに大別される。これらのうち3つ目が、一般に関節と呼ばれるものである。
滑膜性連結の一般的な構造は右図のとおりで、骨と骨の間に空隙がある(図の黒色の部分)。滑液はこの空隙(関節腔)を満たす。
性質、機能
- 性質
- 淡黄色透明
- ヒアルロン酸と糖タンパク質を豊富に含む
- 滑膜(関節包の内層)の細胞から分泌される
- 機能
参考文献
- 社団法人全国柔道整復学校協会・教科書委員会『柔道整復学-理論編』改訂第5版、南江堂、2009年
「滑液」の例文・使い方・用例・文例
- 滑液に関する、または、滑液を分泌する
- 関節炎と滑液包炎を治療するのに使用される抗炎症剤(商標名タンデリル)
- 関節包を裏打ちして滑液を分泌する関節液(自由に移動する)内の薄い膜
- 膝の滑液包の腫れ(外傷、過度の膝立ちが原因)
- 滑液包の炎症
- 余分な滑液による可動関節の炎症と膨張
- 結合組織腔、可動ジョイントの滑液、および目のユーモアで見つけられた粘着性の粘質多糖
- 動物の器官としての滑液膜
- 関節の二つの骨の間にある滑液で満たされた腔所
- 手足の腱を鞘のように取り巻く滑液の入った嚢
- 腟粘滑液という体液
滑液と同じ種類の言葉
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