満月堂の人々の親戚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 06:46 UTC 版)
安藤達彦(あんどう たつひこ)※ 奈津の父親。容姿は奈津と似ている。大住物産の社員で喜八郎からは自分の後継者だと目をかけられていた。妻の小夜子は奈津の出産時に亡くなり自身も海外赴任が多かったため、福井の実家に奈津を預ける。どんなに遠い赴任地にいても奈津の誕生日には必ず帰国した。料理は全くダメだったが奈津に母の味を食べさせてあげたいと小夜子のレシピノートを元にロールキャベツを練習し、奈津が高校2年生の時に小夜子と同じ味のロールキャベツを作れるようになった。 奈津がNYに卒業旅行で来る事になり、前の晩までボストンに出張中だった達彦は奈津を空港に出迎えるため夜通し車を飛ばすが、その途中で飲酒運転のトラックに追突され死亡した。 安藤小夜子(あんどう さよこ)※ 旧姓は湯川。奈津の母親であやめと喜八朗の娘。出生後すぐにあやめの父の弟子で未亡人の湯川花江の元に里子に出され茅ヶ崎で育った。奈津を出産してすぐ亡くなるが、亡くなる間際に自分が里子に出された際持たされた井戸茶碗を将来奈津に渡すようたみに託す。連載中、一度も大人になった際の容姿が登場しなかった為、あやめと喜八朗のどちらに顔が似ているかは不明。 鈴村太一(すずむら たいち) 光子の実兄で和菓子屋「鈴々軒」の主人で工芸菓子職人。全国菓子大博覧会の東京予選に奈津と参加。後にボビーの親方になる。 鈴村克枝(すずむら かつえ) 太一の妻で「鈴々軒」の女将。 鈴村和恵(すずむら かずえ) 光子の実母で「鈴々軒」の大女将。 藤井一光(ふじい かずみつ) 梅吉の兄弟子で鎌倉・源月堂の主人。一人娘・美鈴の婿養子となるのを前提で次期親方候補として竹蔵を迎えたが、源月堂内でいざこざがあった為、結果的に自らが現場復帰し、将来、竹蔵と美鈴の間に産まれるであろう子供に源月堂を継がせる事に期待して美鈴を竹蔵の元に嫁に出すことで落ち着いた。 丸岡律子(まるおか りつこ) 竹蔵の実妹。父親の死後、竹蔵に断りなく夫とともに実家の和菓子屋をコンビニに改装してしまう。 安藤たみ(あんどう たみ) 奈津の祖母。仕事で海外に滞在している事が多い息子に代わって奈津を養育する。奈津が満月堂で働き始めた時は既に入院しており、その後一年も経たずに三社祭の最中に逝去。死ぬ間際に奈津のぼた餅(奈津がその時点で唯一拵えられる和菓子)を食べた。 奥田美都里(おくだ みどり) 奈津の叔母。福井在住。たみが亡くなった後は奈津にとって唯一の身内。奈津を自分の娘同様に可愛がっている。 本心では奈津に福井に帰ってきてほしいと思っており、そのため奈津が満月堂を辞職して福井に帰ってきた際には、光子からの電話に「奈津は帰っていない」と嘘をついて匿う。しかし奈津があまのやに就職した際には、「今まで修行させてもらった満月堂にも報告するのが礼儀」と奈津に手紙を書くよう勧める。 光子が福井に迎えに来た際に奈津の満月堂への思い、光子の奈津に対する思いを理解し、福井から見守る事を決める。 奥田俊之(おくだ としゆき) 奈津の義叔父。美都里同様、奈津を家族の一員として可愛がっている。 奥田尚美(おくだ なおみ) 奈津の従妹。奈津を姉のように慕っている。 ジェイムズ・カープ ボビーの祖父。元米国陸軍記録班に所属し、朝鮮戦争に出兵した際に休暇で浅草を訪れ才太郎にお世話になる。妻は日本人。
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