深濃絞【ミノウシボリ】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10742号 |
登録年月日 | 2002年 9月 30日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 深濃絞 よみ:ミノウシボリ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 倉富信 | |
品種登録者の住所 | 福岡県浮羽郡田主丸町大字森部715番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 倉富信 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「由布絞り」の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花形は漏斗形、花は黄白色に濃紫ピンク色の絞りが入るかなり小輪で、鉢物向きの品種である。樹姿枝張りは広株立状、樹高は矮性、2年枝の太さは細、色は赤褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は卵形、先端の形は微凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長はかなり短、最大幅はかなり狭、葉柄長はかなり短、新葉表面の色は黄緑、春葉表面の色は暗緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は直立、つぼみの形は楕円、花形は漏斗形、花のタイプはシングルホースインホース、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形及び下半の形は狭長楕円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径はかなり小、切開いた最大幅はかなり狭、縦幅は短である。花色の発現は二色型、絞り模様は多、底白の現れ方、白覆輪、緑紅・爪斑及び濃淡模様は無、内側の地色は黄白(JHS カラーチャート2501)、複色は濃紫ピンク(同9213)、花喉部のブロッチは無又は痕跡である。雄ずいの型及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は淡赤、柱頭の色は黄、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は早、四季咲性は無である。「幸」と比較して、花のタイプがシングルホースインホースであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、「由布絞り」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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