洋型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 01:44 UTC 版)
S170系クラウンエステートでの比較。洋型の特徴として全体的なフォルムは「エステートをランドウトップ化したもの」程度にとどまるが、実際にはエステートよりリアオーバーハングが長くなっており、リアバンパーとフェンダーアーチの間の部分にスペーサーとなるパネルが填められている。 ある程度以上の大型の高級乗用車やステーションワゴンを改造して作られる。荷台部分に取り付けられる装飾は、クラシックカーに見られるランドー・ジョイント(幌を開閉・固定する金具)を模している。ボディストレッチしてキャビンやリアオーバーハングを延長している場合が多く「リムジン型」と呼ばれることも多い。 車体色はやはり黒塗りが多いが、近年はパールホワイトやシルバー等が微増傾向にある。架装時のボディパネルの繋ぎ目等を隠すためなどから、多くはレザートップである。会葬者や親族が同乗できるよう後部座席が付けられている車や、前列3人乗りのベンチシート・コラムシフト(いわゆる「ベンコラ」)仕様車もある。 特に架装部分は非常に重量があるため、ある程度の架装までは強度が確保できるフレーム式の車種をベースとすることが多かったが、いわゆる高級車でもモノコックボディの車が増え、宮型の架装には相応の補強が必要となり高額となった。ほぼ時を同じくして架装が比較的容易な洋型が増加した。 宮型のベース車ではトヨタ・クラウンワゴンや前出のキャデラックが使われていたが、洋型のベース車はトヨタ・クラウンエステート等の高級ワゴン車をボディストレッチしてリムジン化し使用することが多い。国内高級車の上級移行によってステーションワゴンが廃止されたため、3ボックスセダンをベースとするようになった。セダンを改造する場合は、通常は後部をステーションワゴンのような形にして屋根も高められる。 その一方で少数ながらフォーマル性を優先して、高級セダンを3ボックスのままリムジン化し、霊柩車らしさを抑えたタイプもある。このタイプは後部開口部を広げるため、デッキ付きのハッチバック(量産市販車でのわかりやすい例を挙げればダイハツ・アプローズなどがある)に改造されている。 従来はベース車に大型高級車を使うのが主流だったが、光岡自動車からステーションワゴンのトヨタ・カローラフィールダー(2代目、E140G型)をベースとした「おくりぐるま ミツオカリムジン type2-04(ニイゼロヨン)」が発売された。2012年5月にベース車の新車販売が終了したため、現在は認定中古車として販売されている。
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洋型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:48 UTC 版)
基本的には台石の上に横長の石が乗る。全体的に横に長く背が低い。日本においての洋型墓石の主流はストレート型とオルガン型に分けられ、各々の形状において二段型と三段型がある。違いとしては、地面に接する洋台部と呼ばれる土台の上に竿部が載るものが二段型で、両者の間に中台部があるものが三段型である。全国優良石材店の会(全優石)のアンケート調査によると、2015年に洋型の購入者数が和型を上回るようになった。縦長の和形は地震時に倒れやすいので東日本大震災後は洋型が増えている。
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