洋品店から百貨店へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 02:56 UTC 版)
「大和 (百貨店)」の記事における「洋品店から百貨店へ」の解説
井村徳三郎が兄が亡くなったために帰郷して宮市洋品店を石川県金沢市片町で開業したのが始まりである。 洋服、洋酒、帽子など複数の店舗に分かれて営業していた時期もあったが、1903年(明治36年)に現在の片町きららの場所に宮市洋品店として一つの店舗にまとめ、1906年(明治39年)に金沢市に老舗の製茶業を経営する林屋一族の林屋次三郎が合名会社林屋組を設立して洋食器などの硬質陶器の製造を行うことになった際には資本金5万円のうち1万円を出資して宮市洋品店がその一手販売権を取得する(この一手販売権は林屋組が日本硬質陶器株式会社に事業を引継いだ際に解消された) など急速に成長した。 この頃既に宮市洋品店は個人営業ではなく、宮市合名会社として営業していた。 この洋品店を元に井村徳三郎が京都大丸と提携して1923年(大正12年)10月15日に金沢市片町で宮市百貨店として開業したのが百貨店としての始まりである。
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