歴史的な形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:52 UTC 版)
バケ(仏: baquet) 馬車のように2列に並んだ座席を持つもので、通常、フロントドア、屋根、フロントガラスはない。バケ("バスタブ")スタイルは、1900年代初頭にヨーロッパで生産されていた 。また、1920年代から1930年代にアメリカで製造された自動車に使われたマーケティング用語でもある。 カブリオ・コーチ(英語版) コンバーチブルやカブリオレのように、布製の開閉式ルーフを持つ車。コンバーチブルではBピラー、Cピラー、その他の車体構造が取り外されることが多いが、カブリオ・コーチではドアフレーム上部までの車体を残し、ルーフスキンを開閉式のファブリックパネルに交換するだけである点が異なる。 クペ・ド・ヴィル(英語版)(仏: coupé de Ville) 外側またはオープントップの運転席と、密閉された乗客用のコンパートメントがある。1908年から1939年まで生産された。これらの用語は、かつては特定の自動車メーカーや国で特定の意味を持っていたかもしれないが、現在では同じ意味で使われることが多い。クペ・ド・ヴィルの中には、乗客と運転手が完全に分離された区画になっているものもあれば、乗客用のキャノピーがあり、運転手と乗客の間に仕切りがない(したがって乗客は運転席から乗員用区画に入る)ものもある。 ランドーレット 後部座席がコンバーチブルトップで覆われている車のこと。リムジンのように運転手と後部座席がパーティションで区切られていることが多い。 パーソナル・ラグジュアリー・カー(英語版) 1952年から2007年まで生産されたアメリカの高級クーペとコンバーチブル。快適性、スタイリング、高い水準のインテリア装備を優先していた。 フェートン 1900年代から1930年代にかけて流行した、固定された風防を持たないオープンルーフの自動車のこと。 ロードスター・ユーテリティー(英語版) オープントップのロードスター型ボディとリアに荷台を持つ。 ラナバウト 軽量、安価なオープンカー。基本的な車体構造を持ち、フロントガラス、屋根、ドアはない。ほとんどのラナバウトのシートは1列のみで、2人が乗車できる 。 トーピード 1908年から1930年中頃まで使われた自動車の車体形状。流線型の断面と、折り畳みあるいは取り外し可能なソフトトップを持つ。ボンネットラインが車のウエストラインまで上げられており、前部から後部まで一直線のベルトライン(英語版)を持つ。 ツーリング 4つ以上のシートを備えるアメリカ合衆国で作られたオープンカーのスタイル。1900年代初頭から1930年代まで人気があった。 ランドーレットの例(1966年式ロールス・ロイス・ファントムV) ラナバウトの例(1903年式オールズモビル・カーブドダッシュ) トーピードの例(1914年式ハンバー・11) ツーリングカーの例(1913年式マクスウェル(英語版)・モデル24-4)
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