正賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 08:58 UTC 版)
天皇賜杯/賞状 優勝旗/賞状・副賞1000万円 賜杯・優勝旗は翌場所初日の幕内土俵入り・横綱土俵入りの後に行われる返還式で優勝力士本人から返還されることになっている。なお、怪我などによる休場や翌場所開催前の引退で本人が返還できない場合は原則として所属部屋の師匠が代行する。二枚鑑札の力士が優勝翌場所を全休した場合は本人=師匠であるため師匠の出席も困難となるが、優勝旗手制度廃止以降でその例はない。なお、1989年3月場所の千代の富士のように、場所終盤の故障により一人で賜杯を受けられるかどうか危ぶまれたため師匠が付き添った例がある。 内閣総理大臣杯 基本的に内閣官房副長官クラスの政治家が手渡すことになっているが、首相本人や内閣官房長官が手渡す場合もある。首相が授与した例は以下。小泉純一郎 - 2001年5月場所(優勝:貴乃花)、2005年11月場所(優勝:朝青龍) 麻生太郎 - 2009年1月場所(優勝:朝青龍)、2009年5月場所(優勝:日馬富士) 鳩山由紀夫 - 2009年9月場所(優勝:朝青龍) 菅直人 - 2010年9月場所(優勝:白鵬) 野田佳彦 - 2011年9月場所(優勝:白鵬) 安倍晋三 - 2013年1月場所(優勝:日馬富士)、2014年5月場所(優勝:白鵬)、2019年5月場所(優勝:朝乃山) その他、地方場所(大阪・名古屋・博多)では会場近隣の選挙区選出の政務次官、副大臣、大臣政務官クラスの政治家が渡す場合がある。いずれにしても、総理大臣杯は相当の重量があるため、呼出が補助について持ち上げるのが普通である。 2020年3月場所以降は、新型コロナウイルスの影響を考慮して、理事長が手渡している。 優勝額(毎日新聞社寄贈):優勝額(優勝者には小型の額)/賞状/金一封 ※ 優勝額は東京場所初日の賜杯・優勝旗返還式のあと、前2場所の優勝力士を改めて表彰し、除幕される。2013年までは彩色家の佐藤寿々江が、力士のモノクロ写真に、絵の具にて着色したものを贈呈していたが、佐藤が高齢となったことや、本人の強い意向により後継者への継承をしないことになり、2014年からはデジタル処理したパネル写真が贈呈・掲額される。
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