榮西とは? わかりやすく解説

えいさい【栄西】

読み方:えいさい

[1141〜1215平安末・鎌倉初期の僧。備中(びっちゅう)の人。字(あざな)は明庵。日本臨済宗の祖。はじめ比叡山天台密教学んだ二度宋(そう)に渡って禅を学び帰国後、博多聖福寺京都建仁寺鎌倉寿福寺建立また、宋からの種を持ち帰り栽培法広めた。著「興禅護国論」「喫茶養生記」など。千光国師。上房。ようさい


ようさい〔ヤウサイ〕【栄西】

読み方:ようさい

えいさい(栄西)


えいさい 【栄西】


ようさい 【栄西】

→ 栄西

明菴栄西

(榮西 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 09:51 UTC 版)

明菴栄西(みょうあん えいさい/ようさい[注釈 2]永治元年4月20日[注釈 1]1141年5月27日) - 建保3年7月5日1215年8月1日[1])は、平安時代末期から鎌倉時代初期の。日本における臨済宗の開祖、建仁寺の開山。天台密教葉上流の流祖。字が明菴[注釈 3]、諱が栄西。また、廃れていた喫茶の習慣を日本に再び伝えたことでも知られる。


注釈

  1. ^ a b c 一説に25日
  2. ^ 一般的には「えいさい」という読みが浸透しているが、伝統的に建仁寺では「ようさい」と読むという[3]
  3. ^ 「菴」は俗字「庵」を用いることがある。
  4. ^ 現在の岡山県岡山市北区吉備津南部。
  5. ^ 現在の岡山県加賀郡吉備中央町(旧 賀陽町)上竹。
  6. ^ 吾妻鏡』建保三年六月小五日条によれば結縁を願って鎌倉中の人々が集まり、大江親広が臨終に立ち会ったという。親広は『吾妻鏡』建保三年四月小十八日丁未条で在京御家人の奉行に任命されている。

出典

  1. ^ a b 開山栄西禅師”. 建仁寺. 2022年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月8日閲覧。
  2. ^ 絹本著色、建仁寺両足院蔵、絶海中津賛。栄西肖像としては現存最古の14世紀末から15世紀初めの作品。賛文はもともと無学祖元の原作にかかり、絵も祖元着賛の栄西像に拠っている可能性がある。
  3. ^ 「栄西」の読み方に、「えいさい」と「ようさい」の二通りある。読み方の使い分けのいわれが知りたい。”. レファレンス共同データベース. 2018年12月7日閲覧。
  4. ^ 『栄西』中尾良信・瀧瀬尚純共著 創元社発行 2017年6月 pp.180-181 中尾良信
  5. ^ 『別冊太陽 栄西と臨済禅』監修 禅文化研究所 平凡社発行 2014年3月 栄西の生涯と事蹟年表 pp.160-161 加藤一寧著
  6. ^ 舘隆志「栄西の入滅とその周辺」(『駒沢大学禅研究所年報』21、2009年)。
  7. ^ 『禅宗の歴史』今枝愛真著 吉川弘文館発行 2013年2月 pp.26-27


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