森澤恭子
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森澤 恭子
もりさわ きょうこ
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生年月日 | 1978年11月16日(46歳) |
出生地 | ![]() |
出身校 | 慶應義塾大学法学部政治学科 |
前職 | 日本テレビ記者 森ビル社員 |
現職 | 東京都品川区長 |
所属政党 | (都民ファーストの会→) (無所属 東京みらい→) 無所属 |
公式サイト | 品川区長 森沢きょうこ |
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当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2022年12月4日[1] - 現職 |
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選挙区 | 品川区選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2017年7月13日 - 2022年9月5日 |
森澤 恭子(もりさわ きょうこ、1978年(昭和53年)11月16日[2] - )は、日本の政治家。東京都品川区長(1期)。元東京都議会議員(2期)。戸籍名は髙屋 恭子[3]であるが、行政文書などの氏名表記・政治活動においては旧姓である「森澤」表記を用いている[注釈 1]。2019年に後述の不満から都民ファーストの会を離党し、会派「無所属 東京みらい」を結成・幹事長に就任[4]。2022年品川区長選挙に出馬して当選した。
経歴
神奈川県茅ヶ崎市出身[注釈 2]。捜真女学校中学部・高等学部を卒業の後、1998年に慶應義塾大学法学部政治学科に入学[5]。
2002年、日本テレビに入社。外報部としてスマトラ島沖地震後のタイ、2004年アメリカ大統領選挙共和党大会などを取材。政治部では、小泉純一郎元首相の総理番、郵政選挙を取材[5]。
2006年、トレンダーズに入社。2007年、森ビルに入社[5]。
2011年、第1子となる長女を出産した後、夫の仕事の都合でシンガポールへ移住[5]。
2013年、長男出産を前に帰国。
政界入り
2017年7月、東京都議会議員選挙に、都民ファーストの会公認で品川区選挙区から立候補し、トップ当選。
「無所属 東京みらい」
2019年1月、不明瞭な政策決定過程や党運営への不満を表明し、同僚都議の奥澤高広、斎藤礼伊奈とともに都民ファーストの会を離党、新たに都議会会派として「無所属 東京みらい」を結成し、初代幹事長を務める[6]。
2021年7月、東京都議会議員選挙に無所属で立候補し、再選。(会派は「無所属 東京みらい」のまま)
品川区長選出馬
2022年9月5日、品川区長選挙に立候補するため、東京都記者クラブにて記者会見を行った。任期途中で辞職し品川区長選挙に立候補。同選挙では「完全無所属(政党に所属していない)」。表明して活動し、出陣式には濱野健区長(当時)が激励に訪れた[7]。
10月2日の投票は法定得票に満たなかったため、特別区では初の再選挙が確定した。11月21日、再び東京都庁内の東京都記者クラブにて、再選挙出馬の記者会見が行われた[8]。12月4日の品川区長再選挙で自民党・共産党・国民民主党の各公認候補などがいる中で、初当選を果たし同日区長に就任した[9][1][注釈 3]。特別区の女性区長は同年6月に当選した岸本聡子杉並区長に次ぐ4人目で、品川区では初めてとなる。
その後、自身の辞職に伴い欠員が生じた2024年7月7日執行の東京都議会議員品川区選挙区補欠選挙に、自身の事実上の後継となる元政策秘書の篠原里佳を無所属で擁立し当選させている[10]。
人物
- 座右の銘は「龍になれ、雲自ずから集まる」武者小路実篤。森ビルの社長だった森稔が座右の銘としていた言葉だとして自身も使用[11]。
- 夫は、大学の同級生でカーディフ損保代表取締役社長の高屋智行[12]。
- 参議院議員・山下雄平や、青稜中学校・青田泰明校長とは、小林良彰ゼミナールの同級生[13]。山下とは共に「ダイバーシティ勉強会」を議員会館会議室で開催しており、2019年1月22日に講師として野田聖子が出席している。これには鈴木款や難波美智代も同席している[14]。
- 2019年3月16日 赤松良子政治塾で講師を務めた。講題は「ふつうのワークママが都議会議員に挑戦した」[15]。
- 2019年4月28日 東京レインボープライドのパレードに参加、その後も継続参加している。
政策
- 離党した都民ファーストの会が賛成する羽田新飛行ルートについて、議会答弁では「区民アンケートを取る」との言に留めており、自身の立場は表明せず曖昧な立場を取っている。
- LGBTQ、東京都パートナーシップ制度の推進派であり、陳情の紹介議員の一人である[16]。
- 都議会議員時代に、有機野菜などオーガニックに肯定的である。新宿区の新大久保にあるエイビイシイ保育園が、調味料から洗剤までオーガニック、食材も有機食材にこだわっていることに「素敵だな」と感動している[17]。区長就任後である2023年に翌2024年からの各種無償化政策を表明した。例として、区立学校全校に対する「給食の無償化」には約13億円のコストを計上した[18]。2025年2月には、区立小中学校(小学校31校、中学校9校、義務教育学校6校の区立学校の全校)の給食の全野菜をオーガニックに同年10月からすることを表明した。2023年に行った区民へのアンケート、2024年実施したタウンミーティングで出た意見は「給食を無償化してから質が落ちた」「おいしい給食が食べたい」との給食の質に対する批判意見が出ていたのだが、この解決法に森澤区長は給食野菜のオーガニック化を選び、その有機野菜化にかかる追加費用として、2025年度当初予算案に約2800万円を追加計上した[19]。
脚注
注釈
- ^ 報道等においては新字体の「森沢 恭子」と表記される場合も多いほか、自身の選挙運動時も「森沢 きょうこ」名での活動を行っている。
- ^ 先代の区長である濱野健も茅ヶ崎市出身である。
- ^ 2022年品川区長選挙も参照のこと。
出典
- ^ a b 特別区長会 品川区長紹介2022年12月22日閲覧。
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、139頁。
- ^ 区長の行政文書などの氏名表記について - 品川区 2022年12月5日閲覧。
- ^ “森沢きょうこ”. 無所属 東京みらい オフィシャルウェブサイト. 2025年2月6日閲覧。
- ^ a b c d プロフィール
- ^ “「意思決定の過程やプロセスがおかしい」都民ファースト 都議3人が離党”. NHKニュース. (2019年1月7日) 2022年12月8日閲覧。
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: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ) - ^ “【品川区長選挙2022立候補者】森沢きょうこ、無所属で立候補!はまの健品川区長も!継承と発展 | 森沢きょうこオフィシャルブログ「いつも心に太陽を」Powered by Ameba”. web.archive.org (2022年9月27日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/kyokomorisawa/status/1594653473370681346”. Twitter. 2023年2月27日閲覧。
- ^ 品川区長選挙および品川区議会議員補欠選挙 開票状況|品川区
- ^ 品川区|東京都議会議員補欠選挙2024 立候補者紹介・選挙速報(7月7日投票) - NHK選挙WEB
- ^ “もりさわ恭子『「龍」になる。』”. 森沢きょうこオフィシャルブログ「いつも心に太陽を」Powered by Ameba. 2023年2月25日閲覧。
- ^ “カーディフ損保の役員人事について - カーディフ損保 - Liferay Production JP”. カーディフ損保. 2023年2月25日閲覧。
- ^ “もりさわ恭子『参議院議員選挙!〜どんな社会を目指すのか』”. 森沢きょうこオフィシャルブログ「いつも心に太陽を」Powered by Ameba. 2023年2月25日閲覧。
- ^ “もりさわ恭子『「女性活躍」から「男性活躍」へ』”. 森沢きょうこオフィシャルブログ「いつも心に太陽を」Powered by Ameba. 2023年2月26日閲覧。
- ^ “第五期3 月赤松政経塾 女性政治家、女性候補者を支援~WIN WIN ウィンウィン”. 2023年2月25日閲覧。
- ^ “もりさわ恭子『任期最後の都議会閉会!パートナーシップ制度、選択的夫婦別姓制度、都議会としても大事な一歩。』”. 森沢きょうこオフィシャルブログ「いつも心に太陽を」Powered by Ameba. 2023年2月25日閲覧。
- ^ “もりさわ恭子『とてもあたたかい24時間体制の保育園』”. 森沢きょうこオフィシャルブログ「いつも心に太陽を」Powered by Ameba. 2025年2月6日閲覧。
- ^ “品川区、学校給食と高校生医療費など無償化へ…23年度から”. 読売新聞オンライン (2023年1月1日). 2025年2月6日閲覧。
- ^ “区立小中学校の給食の全野菜をオーガニックに 東京・品川区:朝日新聞”. 朝日新聞 (2025年2月5日). 2025年2月6日閲覧。
外部リンク
- 品川区長 森沢きょうこ
- 森澤恭子 (@kyokomorisawa) - X(旧Twitter)
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