架空の宇宙船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 04:13 UTC 版)
Delta-glider Mk.4 デルタ翼のスペースプレーンであり、操縦が容易なためOrbiterの初心者に適している。推進剤を減らしてスクラムジェットを搭載したDelta-glider-Sという派生機がある。Delta-gliderは地球から火星まで航行可能であり、これを用いて惑星間ミッションを練習することができる。また、単段式宇宙輸送機としての能力がある。 Shuttle-A 小型の宇宙輸送機であり、合計120トンの6個の貨物コンテナを運搬できる。船体のデザインは空力を考慮していないため、月および火星において用いられる。貨物を積載していない状況であれば地球からの打ち上げおよび地球への着陸も可能であるが、大気からの揚力を得られないため、地球の重力と濃い大気によって飛行は困難である。ただし、貨物コンテナには自動的に展開するパラシュートが内蔵されている。パラシュートを使えば、月面基地から地球上にコンテナを投下する輸送ミッションをシミュレートすることができる。大きな慣性と空力特性によって、大気圏内での飛行はDelta-gliderにくらべて難しい。 Shuttle-PB 小型の個人用宇宙船であり、現実離れした高い能力を持つ。この機体は主に、アドオン開発者のためのSDKの一例として作られており、ほかの機体のような2D・3Dコクピットや可動部分を持たないシンプルなデザインである。 Dragonfly 宇宙ステーションの建造に用いられる有人の宇宙タグボートである。Orbiterの他の機体に比べて複雑なサブシステムをいくつも搭載しており、OrbiterのSDKの技術的な可能性を示す模範的な機体である。現在の技術レベルを反映したフライトモデルを採用しており、実在する宇宙船にもっとも近い性能となっている。 Luna-OB1 月軌道に配置された架空の車輪状宇宙ステーションであり、「2001年宇宙の旅」の冒頭に登場する宇宙ステーション5がモデルとなっている。ステーション自体が回転しているため、ドッキングは非常に難しい。 Carina 架空の小型科学衛星であり、Orbiterにおいてスペースシャトルのペイロードとして用いられる。現時点では一切の移動能力を持たない。アリアン4から打ち上げられたARDというヨーロッパの再突入実験カプセルがモデルとなっている。
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