再突入実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 03:35 UTC 版)
高度約73kmから再突入を行う実験であり、日本初の空力制御による再突入実験であった。実験は気球からロケットと実験機を打ち上げるというロックーン方式で行われた。これは地上発射式観測ロケットを用いる方法をとるとすると、荷重や空力加熱が再突入時と比較して大きくなり、構造や機体材料の選定条件において打ち上げ時の条件が支配的になってしまうという問題があったためである。また、非対称形状をもつ機体を打ち上げることになるため、飛行制御には最小限の能力で対応するのが望ましいということもあった。 RFT-1とRFT-2の2回の実験が行われRFT-1では気球フェイズで失敗したが、問題対策を行った後のRFT-2では一部の飛翔に異常が生じたものの一連の実験を成功させた。
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